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インタビュー

Panic At The Disco(4)

KEYWORD 2:STORYTELLING

 ほぼすべての歌詞を手掛けるライアンは、ヘミングウェイやオスカー・ワイルドを好む大の読書家。こと作詞においてはアダム・デュリッツ(カウンティング・クロウズ)とトム・ウェイツを憧れの対象に挙げている。ジャケもそっくりなカウンティング・クロウズ『Hard Candy』からは甘くホロ苦い思い出に浸らせるストーリーテリングの技法を、トム・ウェイツからは繊細な情景描写のノウハウ(とりわけ新作で比喩や形容に月や太陽が用いられている点は、デビュー作『Closing Time』を参考にしたのでは?と推測できる)を習得。なお、トムはジャック・ケルアックの小説をきっかけにビートニクへ傾倒するのだが、PATDの“She's A Handsome Woman”にも〈Beat Backbones(ビート派のバックボーン)〉なる一節を発見!

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2008年04月24日 17:00

更新: 2008年04月24日 17:27

ソース: 『bounce』 297号(2008/3/25)

文/インタヴュー・文/山口 智男、キーワード解説/宮原 亜矢