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インタビュー

DAN LE SAC vs SCROOBIUS PIP(4)


SUBTLE
 ピップがセイジ・フランシスにシンパシーを寄せていたり、“The Beat That My Heart Skipped”をジェルがリミックスしていたり……といった部分以外でも、白いセンスを研ぎ澄ませたサウンドの質感など、何かとダン&ピップに通じる部分の多いアンチコン一派。そのジェルとドーズ・ワンを中心とした6人組バンド、サトルがこのたび3枚目のフル・アルバム『Exiting Arm』をリリースした。高評価を得た『For Hero : For Fool』(2006年)以上にフリー(キー)な音世界は、ヒップホップと呼ぶにはアブノーマルながら、ポスト・ロックとして捉えれば非常にノーマルで親しみやすいものだ。狂信的な蟻シンドロームが霧散したいまこそ、ストレートに評価されてほしい。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2008年06月19日 00:00

更新: 2008年06月19日 17:39

ソース: 『bounce』 299号(2008/5/25)

文/bounce編集部