pupaに繋がったり繋がってなかったりする、多忙なメンバーたちによるさまざまなお仕事(の一部)を紹介 その1
高橋幸宏 『BLUE MOON BLUE』 EMI Music Japan(2006)
高橋のソロ名義としては現在のところ最新作。エレクトロニカ+アコースティックなサウンドはpupaの雛形と言えるかも。盟友のスティーヴ・ジャンセンや細野晴臣をはじめ、権藤が管楽器で参加。高野と高田がアルバム・ツアーをサポートした。
(村尾)
SINGER SONGER 『ばらいろポップ』 スピードスター(2006)
Cocco、岸田繁&佐藤征史(くるり)、堀江博久、臺太郎というメンバーで結成されたスーパー・ユニットは、その成り立ちがちょっとpupaと似ている感じも。リラックスした空気のなか、5人の個性が触発し合い、混ざり合いながら豊かな歌が生まれている。
(村尾)
moose hill 『DESERT HOUSE』 333(2006)
原田の最新作でプロデュースを手掛けた伊藤ゴロー(naomi & goro)のソロ・プロジェクト。権藤も参加している本作は、2曲で原田の歌をフィーチャー。ノスタルジックな欧風ポップ・ナンバーでクレプスキュール作品の歌姫ばりに可憐でクールな歌声を聴かせている。
(桑原)
高田漣 『12 notes』 ビデオアーツ(2006)
ファニーでストレンジなサウンド追求と、ニューオーリンズ・ビートやオールド・ジャズなどルーツ音楽へのアプローチが見事なバランスで実践されたエポックなアルバム。根っからのYMOっ子である彼は本作に高橋を招き、嬉々とした表情で“Radio Junk”をカヴァーしている。
(桑原)
サディスティック・ミカ・バンド 『NARKISSOS』 コロムビア(2006)
木村カエラを迎えて、まさかの再結成を果たしたサディスティック・ミカ・バンド。大人の味わいを増しながらも、グラマラスなロックンロールは不滅だった! 高橋はドラマーとしての現役ぶりもアピールしている。キーボードには堀江が参加。
(村尾)
サケロックオールスターズ 『トロピカル道中』 Long Happiness(2006)
SAKE-ROCKに高田とASA-CHANGが合体したオールスター・バンド。トロピカルとはいったいなんぞや?と喧々ゴウゴウやり合って生み出されたハッピーなヴァイブを持つエキゾ音楽の数々。高田のユーモア・センスを知るうえで欠かせない一枚だ。
(桑原)
カテゴリ : インタビューファイル
掲載: 2008年07月23日 18:00
更新: 2008年07月23日 18:33
ソース: 『bounce』 300号(2008/6/25)
文/桑原 シロー、村尾 泰郎