インタビュー

さまざまなフィールドで大暴れ中のサム&スラッゴとは?

 『Metro Station』の一部プロデュースを手掛けたサム&スラッゴことサム・ホーランダーとデヴィッド・カッツのコンビは、これまでにウィ・ザ・キングス、コブラ・スターシップ、ヘイ・マンデー、ボーイズ・アンド・ガールズ、アカデミー・イズなど、エモ寄りのロック・バンドを多く手掛けている。だが、実はロック以外のジャンルのアーティストにポップなロック感覚を導入するのも巧い人たちで、〈アメリカン・アイドル〉卒業生のブレイク・ルイスやデスチャ卒業生のケリー・ローランド、トラヴィス・マッコイ率いるジム・クラス・ヒーローズに、そのトラヴィスが発掘したタイガ、さらにはトラヴィスとは少し前まで付き合っていたケイティ・ペリーなど、人脈の数珠繋がりを大切にしつつ、さまざまなフィールドで活躍中。グッド・シャーロットやパニック・アット・ザ・ディスコとツアーをしたかと思えば、美人双子姉妹のヴェロニカズともツアーをやらかすメトロ・ステーションとは、ジャンルを超えた柔軟性という点でも、ピッタリの相性と言えそうだ。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2009年05月28日 17:00

更新: 2009年06月05日 15:04

ソース: 『bounce』 310号(2009/5/25)

文/村上ひさし