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インタビュー

次に爆発するのは誰だ? 注目のエモトロニカ・アクトを紹介! その2


THE SECRET HANDSHAKE
 ここで紹介している作品のなかでもっとも耳触りの良い音を聴かせてくれるのが、この『Name Up In Lights』(Triple Crown)。〈エモ界のダフト・パンク〉とも評され、ヴォーカル、キーボード、プログラミングをすべて一人でこなすシークレット・ハンドシェイクの3年ぶりとなる新作だ。彼はハロー・グッバイやコブラ・スターシップらと並び、エモ界に新しい流れを提示したアーティストのひとり。今回もパーティー・チューンからソウルフルな曲まで、ピアノ・エモのしっとりとした美メロとアゲアゲなテクノ・ポップを奇跡的に融合させている。(塀戸)

THE ELECTRIC DIORAMA 『Lifemale』 Nerdsound(2008)
ローマからの刺客! もとはメロコア・バンド、ヴァニラ・スカイのメンバーによる別働隊だったが、世界規模の流れに乗っていまではこっちが本命!? パンク+ディスコな音が本作ではよりドラマティックに進化。とにかくメロディーが涙モノ! (塀戸)

BREATHE ELECTRIC 『Honestly』 Breathe Electric(2008)
イリノイ出身のグラント・ハリスによるソロ・プロジェクト。片田舎で育ったエモ青年がピュアなメロディーを武器に〈MySpace〉経由で世界と繋がった……って月並みな話だけど、純粋に良質な楽曲が詰まった本作の完成度は決して並みじゃない。(粟野)

3OH!3 『Want』 Photo Finish(2009)
〈2000年代のビースティ・ボーイズ〉との異名を取る、コロラド出身の2人組ラップ・ロック・ユニット。ノリノリ&アゲアゲのバカノリがウケまくって、シングル曲のUSでのチャート・アクションも軒並み好調! 要注目しといて間違いないでしょう!! (塀戸)

VARIOUS ARTISTS 『Take Action Vol.8』 Sub City/Hopeless
〈ワープト〉〈テイスト・オブ・ケイオス〉に次ぐ春の人気ツアーをまとめたコンピにも、フォーエヴァー・ザ・シッケスト・キッズやブリーズ・キャロライナなどエモトロニカ勢の触手が。DVD付きでファッション・チェックもできちゃいます! (塀戸)

WATCHOUT! THERES GHOST 『Ghost Town』 Rise/TRIPLE VISION(2009)
スキルト・ドライヴの元シンガーが始めた2人組ユニット。ノリノリのエレポップ・サウンドに、アイドルばりの高音ヴォーカルが響き渡る次世代スクリーモ。何せ素直に曲が良く、早くもブレイク間近といった感じ。(塀戸)

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2009年05月28日 17:00

更新: 2009年06月05日 15:04

ソース: 『bounce』 310号(2009/5/25)

文/粟野 竜二、塀戸門家