右肩上がりアーナの軌跡 (その2)
THE-DREAM
『Love/Hate』 Radio Killa/Def Jam(2007)
“Umbrella”の生みの親のひとり、ドリームのアーティスト・デビュー作にお返し客演。一節ごとに歌い手が変わる濃密な絡みのデュエット曲“Livin' A Lie”にて、主役を喰う艶やかな佇まいを魅せている。*池谷
“Just Stand Up” Island(2008)
がん研究の支援を目的とした豪華女性シンガーたちのチャリティー曲。ビヨンセやマライア、メアリーらBIGなお姉さまたちのド迫力に押されつつ、マイリー・サイラスと控え目に掛け合う。*出嶌
RIHANNA
『Good Girl Gone Bad: Reloaded』 SRP/Def Jam(2008)
3作目の新装盤だが、追加された新曲“Disturbia”と“Take A Bow”がいずれも全米チャートを制覇。マルーン5のアルバムに収められていた“If I Never See Your Face Again”も聴けちゃう便利盤! *出嶌
ELEPHANT MAN
『Let's Get Physical』 VP/Bad Boy(2008)
日本では前年にフライングで出ていたもの。かつて“Pon De Replay(Remix)”に客演してもらったお返しか、“Throw Your Hands Up”に登場してソツなく出所をアピール。クリス・ブラウンの参加曲もアリ。*出嶌
T.I.
『Paper Trail』 Grand Hustle/Atlantic(2008)
〈マイアヒ〉ネタで話題だった“Live Your Life”のフックを担当。例のメロディーも歌うが、よりインパクト大な〈エラ~エラ~〉をやっていた彼女だからこそ、アクの強いフックにも飲まれず堂々たる客演ぶりを見せる。*池谷
KARDINAL OFFISHALL
『Not 4 Sale』 Kon Live/Geffen(2008)
“Number 1(Tide Is High)”に客演し、レゲエ定番である同名曲使いのフックを艶っぽく歌う様はカリブ・ルーツを持つリアーナの面目躍如か。なお、シングルとPVではケリ・ヒルソンに入れ替わっている。*池谷
JAY-Z
『The Blueprint 3』 Roc Nation/Atlantic(2009)
“Run This Town”に参加し、ジガとカニエ・ウェストのラップを歌で後押しするリアーナ。〈私たちがこの街を仕切ってるの〉という究極のセルフ・ボーストも、この3人が一堂に会して語られると迫力が違う。*池谷
- 前の記事: 右肩上がりアーナの軌跡 (その1)