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インタビュー

sleepy.abサウンド&世界観の影響源となっている音楽をメンバーが解説!

 

HIDDEN ORCHESTRA 『Night Walks』 Tru Thoughts(2010)

これはジャズと現代音楽とをミックスしたような音楽で、演奏はすべて生でやってるんですよね。音楽が進化していったらこういうふうになっていくのかな……というような感覚になって、聴いていてすごくワクワクします。ちょうど今回のアルバムを作っている時に知って聴くようになったんですけど、すごく刺激を受けてます。*山内

JOHANN JOHANNSSON 『Englaborn』 Touch(2002)

この人は、クラシック寄りの弦の音や生楽器の音をエフェクティヴに処理しておもしろい音にするんですけど、聴いていると自分の周りの空気が寒くなるような感じがして、まるで自分が宇宙にいて地球を見ているような気分になるんです。現実逃避できるというか、そういうところが好きです。*山内

ROYKSOPP 『Senior』 EMI Norway(2010)

いい意味で、古い音を新しく聴かせるアイデアを持っている人たちですね。そういうところがすごく好きで、ずっと聴いてます。シンセにしても、あえてヴィンテージな音を使っているとこがいいんですよ。ノルウェーのグループなんですか? 北の国だから、通じるところがあるのかな(笑)。*山内

BASEMENT JAXX 『Scars』 XL(2009)

今回のアルバムを作っている時によく聴いてました。マニアックなのにすごい突き抜けた響き方をしていて、〈これをポップと捉えるなら、sleepy.abにとってのポップ感もおもしろい方向で作れるんじゃないかな?〉と思って、いろいろ試すきっかけにもなりましたね。自分たちのポップ感とは違うんですけど、すごく好きです。*山内

UNKLE 『War Stories』 Surrender All(2007)

今回のアルバムに入っているロックな曲、例えば“マザーグース”みたいなサウンドがあるとして、彼らだったら違う解釈でそこにもうひとつエッセンスを足したサウンドを必ず作るだろうな、というイメージがあります。自分との共通点とちょっと違う面と、どちらも感じられるので、すごく好きで聴いてます。*山内

スピッツ 『とげまる』 ユニバーサル(2010)

スピッツはずっと好きで聴いてるんですけど、すごく懐かしい感触がありつつ、いまも青春でもあるような永遠性が感じられるテーマにはすごく影響を受けるし、素晴しいと思います。去年このアルバムを聴いた時はびっくりして、〈ここに来てこういうアルバムを出せるのか〉というバンドの力に感動しました。*成山

谷山浩子 『しっぽのきもち』 ポニーキャニオン(1991)

僕は小さい頃に「NHK みんなのうた」が大好きで、その頃の懐かしさやちょっと怖い感じがいまの自分にすごく影響を与えているんです。谷山浩子さんの“まっくら森の歌”もそこで聴いて、何年か前にカヴァーさせてもらいました。今回のアルバムもどこかでそういう童謡の世界と繋がっていると思います。*成山

NORAH JONES 『...Featuring Norah Jones』 Blue Note(2010)

ちょうど去年のアコースティック・ライヴを終えた頃に聴いたんですけど、ジャンルも含めていろんな歌の聴かせ方をしていて、女の人って怖いなと(笑)。こんな顔もできるんだよって、どんどん出していく感じがすごいから聴いてて飽きないし、ヴォーカリストとして勉強になりました。*成山

 

PASCAL COMELADE 『Raggazin' The Blues』 G3G(1991)

フランスのアーティストで、サーカス音楽のような独特の音楽を作る人。懐かしさと切なさがあって、ヨーロッパのようでも東南アジアのようでもあり、中近東あたりかな?とも思ったりして。行ったことはないけど行ったことのある気がする国の音楽に思えて、聴いていると不思議な気持ちになるんです。*成山

 

安全地帯 『安全地帯 III ~抱きしめたい』 ユニバーサル(1984)

すごく淋しいアルバムなんですよ。小学校の時にこれを聴いて淋しい気持ちになっていたという、いま思うとませた子供だなと思います(笑)。安全地帯はもちろん歌もいいんですけど、松井五郎さんの詞がすごく好きなんですよ。その2つがセットじゃないとダメ、というところはあります。*成山

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2011年03月24日 14:37

更新: 2011年03月24日 14:37

ソース: bounce 329号 (2011年2月25日発行)

構成/宮本英夫

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