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インタビュー

INTERVIEW(2)——ちょっとひねったものをやりたかった

 

ちょっとひねったものをやりたかった

 

——マインドも音楽も、弾ける方向に向かったと。サウンド的には、いまのUSのインディー・ロック、MGMTなどのエレクトロやちょっとサイケが入った音楽に近いですね。

「ちょっとひねったものがやりたかったんです。wtfさんの影響で、私も聴く音楽の幅が広がりましたね。オルタナのなかでも、私は激暗いものが好きだったけど、ピクシーズやXXとかのロック・バンドを教えてもらって。ヤー・ヤー・ヤーズは前から好きでしたけど、CSSにはかなり影響受けましたね」

——その感覚は音に出てますね。曲作りはどのように進めるんですか。

「まず、wtfさんがトラックを作って、私がメロディーを考えることもありますね。歌詞は、私が8割作ってから、的確に合う言葉とか、ディレクション的な形で御徒町さんに手伝ってもらってます。でも、麻雀打ってそのあとから作るみたい感じで(笑)」

——あ、雀荘でバイトするくらい麻雀好きなんですよね。ちなみに、bómiさんは、麻雀と音楽の関係性をどう捉えてますか。

「私、飽き性なんです。基本的に、手に入るなと思った瞬間に要らなくなっちゃうタイプで(笑)。だから恋愛も長続きしないんです(笑)。ただ、麻雀と音楽はそれがない。どこまでいっても反省点があるし、正解がないって気がします。だから惹かれるんだと思います」

——どちらも奥深い世界ですもんね。さて、bómiとしての初作品、タワーレコード限定のミニ・アルバム『Gyao! Gyappy!! Gyapping!!!』は、どんなものをめざしたんですか。

「wftさんと出会って出来たものなので、まずは、サウンドに乗る、音感のいい言葉の詰まったあまり意味のないものにしたいなって思ったんです。だから、アルバム・タイトルも意味がないんです(笑)」

——『Gyao! Gyappy!! Gyapping!!!』って、叫んでる感じはありますね(笑)。

「あと付けで、そういうことにしようって決めました(笑)。スタジオでタイトル考えてたときに、なんとなくアイデアが出たんですけど、最初は〈これは絶対ないよね〉って話してたんです。でも、あとになったら、妙に考えたものもカッコ悪いし、そのくらいがちょうどいいなって思えたんです」

 

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掲載: 2011年07月06日 17:59

インタヴュー・文/土屋恵介