ハナレグミのアルバムや近年の参加作品...and more!を紹介――(1)
ハナレグミ『音タイム』 EMI Music Japan (2002)
SUPER BUTTER DOGの活動休止後に発表された初のソロ・アルバム。共同プロデュースをオオヤユウスケ(Polaris)が手掛け、坂田学やmito、原田郁子らとのアコースティックなサウンドが、永積の声の魅力と彼の歌が本来持つリリカルな表現力をクローズアップしている。“家族の風景”などの定番曲も収録。
ハナレグミ『日々のあわ』EMI Music Japan (2004)
声と歌の魅力を広く伝えた前作から、サウンド表現の幅を広げた2作目。鈴木正人と鈴木惣一朗という2人のプロデューサーが曲ごとに配され、ASA-CHANGや青柳拓次、湯川潮音らゲストも多数参加。生活から生まれる〈日々のあわ〉を、シンプルながら鮮やかに描いた名盤だ。
ハナレグミ『帰ってから、歌いたくなってもいいようにと思ったのだ。』 EMI Music Japan (2005)
3作目は、自宅スタジオに友達がふらっと遊びに来るような感覚で録音されている。鈴木惣一朗や原田郁子、今野英明らが招かれ、バンド時代の人気曲“踊る人たち”、くるり“男の子と女の子”といったカヴァーもあり。ちなみに、タイトルは料理家・高山なおみのエッセイから引用されている。
ハナレグミ『hana-uta』 EMI Music Japan (2005)
3作目までの収録曲を中心にセレクトされたベスト盤。未発表曲“フレルマインド”“夢で逢いましょう”や、大沢誉志幸“そして僕は途方に暮れる”のカヴァーなど、現在はここでしか聴けない曲も。ボーナス・トラックの冨田ラボ“眠りの森”といった自身の参加曲も収められている。
ハナレグミ『あいのわ』 スピードスター (2009)
バンドの解散を経て制作された、4年半ぶりのオリジナル・アルバム。初作以来となるオオヤユウスケとの共同プロデュースは、バンド・サウンドを基軸にさまざまな濃淡の〈光と影〉を描き、ハナレグミの新たな始まりを告げた。スカパラをはじめ、BOSE(スチャダラパー)やAFRAなどとも共演している。
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カテゴリ : インタビューファイル
掲載: 2011年09月29日 20:19
更新: 2011年09月29日 20:19
ソース: bounce 336号 (2011年9月25日発行号)
文/宮内 健