メンバー個人での動きもおさらいしてみよう
the pillowsの面々は本隊での活動の傍ら、個々の活動も精力的だ。まず、山中さわおはGLAYのJIRO(ベース)、ストレイテナーのナカヤマシンペイ(ドラムス、現在はScars Boroughの高橋宏貴)と2005年にTHE PREDATORSを結成。〈ポップなニルヴァーナ〉をテーマとしているだけあって、USオルタナ風でもよりパワー・ポップ調の曲が中心のこのバンドではアルバム3枚を発表している。また、英語詞を特徴とするソロ作も昨年より立て続けにリリース。こちらはより親しみやすいメロディーやリラックスした雰囲気の作風に仕上がっている。
続いてギターの真鍋吉明は、NINE MILESというソロ・プロジェクトでレゲエ・アルバムを制作。2001年からマイペースに3枚発表している。そして初期ブルーハーツのサポートも務めた経験があるドラムの佐藤シンイチロウは、現在The ピーズのメンバー。またそのThe ピーズの大木温之、YO-KING、奥田民生らと組んだO.P.KINGとしても活動を共にしていた。
▼関連盤を紹介。
左から、THE PREDATORSの2010年作『THIS WORLD』、山中さわおの2010年作『ディスチャージ』、同2011年作『退屈な男』、NINE MILESの2008年作『REVOLUTION IS MY NAME』(すべてDELICIOUS)、Theピーズの2009年のシングル“'09初夏盤”(たまぶくロカビリー倶楽部)、O.P.KINGの2003年作『O.P.KING』(キューン)
カテゴリ : インタビューファイル
掲載: 2012年01月18日 00:00
更新: 2012年01月18日 00:00
ソース: bounce 339号(2011年12月25日発行号)
文/岡村詩野