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インタビュー

the pillowsにまつわるエトセトラ……なアイテムを解説! 



KENZI & THE TRIPS 『Sweet Dreams, Baby!』 VICE/クラウン/SS(1988)

初代リーダーの上田ケンジ(KENZIとは別人)とドラムの佐藤が在籍していたパンク・バンド。当時は華やかなKENZIの影に隠れていたが、脱退後に2人が結成するthe pillowsでは上田のビートルズ風グッド・メロディー指向が打ち出され、自然とバンドの礎となっていく。 *岡村

 

Salon Music 『Sleepless Sheep』 felicity(2011)

方向性を模索していた時期にプロデューサーとして関わったのが吉田仁。ローファイ感のある音作りを山中らに叩き込み、オルタナ系ギター・バンドとして蘇らせた功績は大きい。そんな吉田と竹中仁見によるこのユニットのこの新作も「やっぱり最高だった」と山中は激賞。 *岡村

 

ミッシェル・ガン・エレファント 『cult grass stars』 コロムビア(1996)

交流があった佐藤が無名時の彼らを自分たちの所属事務所に誘った……というエピソードからもわかるように、兄弟バンドのような関係。もちろんガレージ・ロックを好む4人からの音楽的な刺激も大きく、「ミッシェルの登場がなければいまの僕らはなかったかも」と山中自身もその影響を認めている。 *岡村

 

『BEAT OFFENDERS〜A TRIBUTE TO THE COLLECTORS〜』 ワーナー(2002)

山中がリスペクトするTHE COLLECTORSのトリビュート盤。the pillowsでブリティッシュ・ビートっぽい小粋な初期ナンバー“1.2.3.4.5.6.7 DAYS A WEEK”で参加。また彼らの2006年作『ロック教室』では山中がソフト・ロック風の楽曲を提供し、洒落たモッズ・バンドとしての先輩に最敬礼を送った。 *岡村

 

『SYNCHRONIZED ROCKERS』 キング(2004)

ストレイテナー、バンプ、ミスチル……とかなり豪華なメンツが揃ったthe pillowsの結成15周年時に制作されたトリビュート盤。特にSalon Music“our love and peace”はより浮遊感を増したアトモスフェリックな仕上がりで、本当にステキです! *加藤

 

V6 『Voyager』 avex trax(2007)

バンドの大ファンだと公言していた三宅健が、みずから楽曲提供を直談判して実現したという“シュガー・ナイトメア”。初期のブラーを思わせるブリティッシュなサウンドのこの曲は、編曲も山中、演奏もthe pillowsと、トータルで関与した。 *加藤

 

noodles 『We Are noodles From Sentimental』 DELICIOUS(2011)

99年に山中が設立したレーベル=DELICIOUSは、自身のソロ作やNINE MILESなど本隊絡みのリリースを含め、現在数組が所属。その第1弾アーティストは今年結成20周年を迎えた彼女たちだ。the pillowsとは2005年のUSツアーを共に回っている。*加藤

 

『NO MUSIC, NO LIFE. SONGS』 rhythm zone(2010)

タワレコ30周年コンピでは、山中が以前からお気に入りだったというベン・クウェラーとのコラボで“Lightning Runaway 〜NO MUSIC, NO LIFE.〜”を提供。カントリー・ロック仕立てのゴキゲンなナンバーだ。 *加藤

 

つるの剛士 “シュガーバイン/Two weeks to death” ポニーキャニオン(2010)

かねてから交流があったというつるのと山中。自身のオリジナル作品で〈ロックな部分を出したい〉というつるのの希望で、山中が“シュガーバイン”を作詞/作曲している。8ビートのシンプルなナンバーとなり、歌詞も主役を意識した熱い内容に。 *加藤

 

フリクリNo.3 『Soundtrack』 STILL ALIVE(2005)

the pillowsはアニメと縁が深い。彼らが海外で認知されるきっかけは、音楽を担当した「フリクリ」、「けいおん」の登場人物は〈山中さわ子〉といった具合に3人の名前をもじったようだし、「BECK」では〈ザ・ヒーロウズ〉という似たバンドが。ちなみにシンガーの声優は山中。 *加藤

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2012年01月18日 00:00

更新: 2012年01月18日 00:00

ソース: bounce 339号(2011年12月25日発行号)

文/岡村詩野、加藤直子