INTERVIEW(3)――どうやったらもっと聴いてもらえるんだろう
どうやったらもっと聴いてもらえるんだろう
――第一のステップはあのへんですからね。リキッドルームとか、そのへんを攻めて。
Megu「知名度は上がってるかもしれないけど、お客さんが入るのかなっていうところにいまいちばん不安があって……」
――しばらく合同イヴェントやインストア中心で、ワンマンライヴとかは……。
Megu「全然やってないですからね」
――いまどれぐらいの集客力があるのか、自分たちでもわからない。
3人「わからないです!」
Megu「いまNegiccoでいちばん不安なのは、ワンマンだとお客さんが集まるのかっていうことですね」
――インストアとかの無銭イヴェントでこれぐらい集まるみたいなのは見当がついても、そのうちどれぐらいの人がお金を払ってくれるのかわからない。
Megu「はい……」
――そんなに不安にならなくてもいいと思いますけどね。
Nao☆「不安だよね……」
――大丈夫ですよ!
Megu「大丈夫かなぁ……」
――ダハハハハ! 前のワンマン(*)の時と比べたら知名度も相当上がりましたよ!
*2011年3月19日に東京・渋谷スターラウンジで開催。ライヴDVD『STAR☆JUMP☆STADIUM』に収録されている
Megu「知名度はあって、音楽がいいって言ってもらえるけど、お客さんは入らないとか……」
――『ウレぴあ』のアイドル投票でも1位になったし。
Megu「はい。ただ、知名度はアップしてもNegiccoの曲を聴いたことないっていう人もけっこういると思って」
――ヴァラエティーの替え歌“ネギフラストレーション”(*)しか知らないとか(笑)。
*『さんまのSUPERからくりTV』で披露したSPEED“my graduation”の替え歌
Megu「そういう人たちに、どうやったらもっとNegiccoの楽曲を聴いてもらえるんだろうって。やっぱり、イヴェントにいっぱい出ることだよね」
――地道な活動で支持者を増やしてますからね。
Nao☆「この10日間ずっと東京に来てるんですけど、Twitterのフォロワー数が着々と増えていってるんですよ」
Megu「連続でこっち来てるぶん、東京の方でもイヴェントとかで動きやすくなって、それを観て好きになってくれたりとか」
――東京、すごいですよね。路上で内田裕也さんも見かけるし(笑)。
3人「見ました!」
Nao☆「なんて言ってたんだっけ?」
Kaede「〈♪パワー・トゥ・ザ・ピーポー〉って」
Megu「新宿の伊勢丹の近くだったんですけど。『笑っていいとも!』に内田裕也さんが出てたんですよ、それ観てて、外に出たらご本人がいたっていう状況でビックリしました」
――〈NEW YEAR WORLD ROCK FESTIVAL〉の宣伝で毎年、新宿でビラ撒きしてるんですけど、それを見て〈東京ってすごい〉ってつぶやいてましたもんね(笑)。
Kaede「そうなんですよ! ホントビックリしました。街を歩けばもう……」
――〈ロックンロールって言ってる人が歩いてる!〉って(笑)。いつも裕也さん歩いてるわけじゃないですからね。
Megu「こっち来てから芸能人の方を見る機会が多くなって。東京ってすごいなって。新潟じゃイヴェントじゃないと会えないから。街中に普通にいるとかは」
――ボク、新潟のThe PLANET(*)でイヴェントやった時、ミッツィー(申し訳)さんと新潟の駅前で信号待ちしてたら目の前にえらいゴツい人がいて、誰かと思ったら元プロレスラーのマッスル坂井さんでしたよ。で、坂井さんがイヴェントにも来てくれて〈Negiccoいい〉って言ってたという。
*申し訳ナイタズを率いるミッツィー申し訳が、新潟で経営しているクラブ/ライヴスペース
Kaede「おっ!」
Megu「うれしい!」
――新潟在住だったんですけど、いままで名前ぐらいしか知らなくて、実際観たらやられたって。「ハマるのが怖いから、検索できない」って言ってました(笑)。
Nao☆「すごーい!」
Megu「ハマッてほしいね」
Nao☆「そうですね、ハマッていただきたいです」
――東京はどうですか? 10日間いるとなると大変なこともあります?」
Nao☆「ホームステイ……ホームステイじゃないや」
Kaede「ホームステイは外国に行っちゃう(笑)」
Nao☆「ホームシックになるかなって思ってたんですけど、意外と住みやすくて」
Megu「お仕事が充実してるからだと思いますけど」
――そんなに不安に思わなくていいわけですね。
Nao☆「不安になるのは寝る時だけ。怖いから、お風呂に入るのも、〈どうしよう、怖い、でもどうしよう?〉ってやってると2~3時間は経っちゃって。でも、ずっとこういう状況が続くようにがんばりたいです。たったの10日間で疲れたとか芸能人さんは言ってられないので」
――芸能人さんは(笑)。
Kaede「ちょっとずつ仕事を増やしていって慣れてってね」
Megu「ね」
――いま自分たちの自覚としては、芸能人枠じゃない感じなんですか? アイドルの枠の中には入れてるのかな、とか。
Megu「まだ片足突っ込みはじめたぐらいの感じで。自分たちがそうだっていう意識とか自覚は全然ないです」
――道で声を掛けられるようになったりとかはあるんですか?
3人「新潟では」
Megu「でも昨日、渋谷のタワレコの前で〈『からくり』で観たNegiccoだ!〉って言われた」
Nao☆「ああ、言われた。スマイレージさんのファンの方に」
――地上波効果は大きいですねえ。
Nao☆「でも、そういうプロのアイドルさんのファンの方がわかってくれるっていうことは、アイドル界では有名になってきたほうなのかなって思って」
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