第9回「今年、注目の人」

第9回「今年、注目の人」

高橋：　あけましておめでとうございます。年の初めなので、テーマは「今年、注目の人」で行きましょう。

幡野：　おめでとうございます。寒いですねえ。でも、冬の空気ってピンとしていて突然走り出したくなったりしません？そんな気分にピッタリの曲が、若手ピアニストの松永貴志の自作曲「Kira Kira Road」です。収録アルバム『グッド・ニュース！』は、他にも報道番組のテーマ曲など聴き覚えのある曲がたっぷり。

高橋：　ジャズをテーマにしたアニメ「坂道のアポロン」で、主人公のピアノを担当した人ですね。

幡野：　昨年末、パリのルーヴル美術館で行われた国際親善記念コンサートに出演するなど、世界からも注目されています。

安達：　アニメつながりというわけではではないですが、昨年のルパン三世のテレビスペシャルでキュートな声を披露したPredawnを知っていますか？アコギを持った女性シンガーソングライターで、英詞による絵本の中のような世界で魅了してくれます。最新作『A Golden Wheel』に癒されまくりです。

幡野：　今年はプラネタリウムでライヴをするみたいですね。ロマンチック～。

高橋：　はい！女子ジャズ部員、こっちも注目！！

幡野：　急にどうしました？

高橋：　『マイ・フェイヴァリット・ブルーノート』。ブルーノートレーベルの75周年記念で、ピアニストの山中千尋さんが選曲したコンピレーションです。部員のたしなみとして、しっかり聴くこと。

安達：　プレーヤーとしてもすごいのに、ライナーノーツやコラムも執筆し、知識も豊富ですよね。

高橋：　演奏も女性らしさを感じる心地よいスイング感もあり、芯もあります。彼女自身の演奏も2曲入ってますよ。

幡野：　もう一つ、私たち必須の作品がありますよ。

安達：　何でしょ。

幡野：　ジャズシンガーの市川愛が参加しているコンピアルバム『OTHER WORKS』です。歌声も好きですが、菊地成孔とのコラボでラップをするなど、ジャンルレスで活動する多彩さに憧れます。『OTHER WORKS』は、国内外の人気アーティストが参加したジャジーなヒップホップ作品。実は「女子ジャズ部」の総監督（男）もラッパーとして市川愛と絡んでます。

高橋：　何それ。ヨイショ？

安達：　いやいや、本当にお上手なんですよ！

幡野、安達：　総監督、今年もよろしくお願いします！

高橋：　コラコラ……。

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