東京佼成ウインドオーケストラ~“吹奏楽燦選”
吹奏楽ファン永遠の愛奏曲から未来の定番までを最高の演奏と録音で。
日本の吹奏楽人口は500万人にのぼるまでに成長し、吹奏楽の甲子園といわれる全日本吹奏楽コンクールは空前の活況を呈しています。コンクール課題曲等、その永遠の愛奏曲を中心に、これからの定番曲「地球」、東日本大震災復興支援曲「陽はまた昇る」、そして2012の大河ドラマのテーマまでを贅沢に配した、全吹奏楽ファン必聴の新盤が登場。演奏は、名実共に吹奏楽界の頂点にあり、シーンをリードし続ける日本のトップ吹奏楽団、佼成ウインドオーケストラです。指揮は、吹奏楽コンクール課題曲の模範演奏も手がけ、クラシックの指揮者としてもN響をはじめトップ・オーケストラの常連である渡邊一正。
【曲目】
1. ジェイムズ・バーンズ:アルヴァマー序曲
2. 保科洋:風紋
3. ロバート・エドワード・ジェイガー:ジュビラーテ
4. 酒井格:たなばた
5. クロード・トーマス・スミス:フェスティヴァル・ヴァリエーションズ
6. 吉松隆(編曲:福田洋介):NHK大河ドラマ《平清盛》テーマ曲
7. 福田洋介:吹奏楽のための「風之舞」
8. 櫛田?之扶:東北地方の民謡によるコラージュ
9. フィリップ・スパーク:陽はまた昇る
10. 真島俊夫:“地球”-美しき惑星-
11. 東海林修:ディスコ・キッド
【演奏】
東京佼成ウインドオーケストラ
渡邊一正(指揮)
【録音】
2011年12月3,4日 普門館におけるスタジオ録音
【渡邊一正】
東京生まれ。1991年東京フィルハーモニー交響楽団を指揮してデビュー。1996年からは東京フィルハーモニー交響楽団の指揮者に就任し、現在に至る。また1995年から2002年まで広島交響楽団正指揮者も歴任。1998年にはNHK交響楽団の指揮台に初登場し、それ以後オーチャード定期(2003年)、NHKホール定期(2006年)を始めN響とは定期的に共演を重ねている。2000年第69回日本音楽コンクール作曲部門(管弦楽:東京交響楽団)と2008年第77回同コンクール・ピアノ部門(管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団)の本選会演奏に対しコンクール委員会特別賞を贈られる。日本国内のオーケストラとは読売日本交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京都交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団を始め主要なオーケストラに定期的な客演を行ない、その音楽性と指揮に対する信任を確実に得ている。
オペラ、バレエでの活躍も目覚しく、新国立劇場でマスカーニ歌劇「友人フリッツ」を、同劇場バレエ団では「白鳥の湖」「くるみ割り人形」「ドン・キホーテ」などを指揮し、2006年には「白鳥の湖」の新演出の指揮も行い、大成功を収めた。
また彼の指揮活動は国内だけにとどまらず、海外でも2003/04年シーズンにはサンクトペテルブルグ交響楽団の定期演奏会に客演するなど、確実にキャリアを積んでいる。
吹奏楽の分野では、東京佼成ウィンドオーケストラや大阪市音楽団の定期演奏会などに度々客演し、両楽団とのCDも発売されている。また2010年1月に行われた『Bunkamura×東京フィル 東京ブラスフェスタ』で満員の聴衆を魅了したのも記憶に新しい。
ピアニストとしても8歳の時に東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団とハイドンのピアノ協奏曲を協演。87年から89年には渡欧し、ダルムシュタット音楽アカデミー、ハンス・ライグラフ教授のマスター・クラスでピアノを学ぶ。その後東京フィル定期、広島交響楽団定期、大阪フィル、札幌交響楽団などのオーケストラと、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番、第5番「皇帝」、ラヴェル、モーツァルト、ガーシュウィンなどの弾き振りを含むプログラムを行なうなど、ピアニストとしての才能も評価されている。