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USアンダーグランド最重要バンド=エメラルズのスリリングな新作

Emeralds

米オハイオ・クリーブランドの3人組バンド、エメラルズが約2年ぶりに新作をリリース!クラウト・ロック、ニューエイジ、テクノ・ポップ、アンビエント等を類い稀なるセンスで融合し、煌めくシンセとエモーショナルなギター、そしてバンド史上初の導入となるドラムマシーンが繰り広げる壮大でスリリングなコズミック・ジャーニー。エメラルズの新たなサウンドがついに解き放たれる!

「70年代クラウトロックの現代的解釈」と称され、エメラルズをUSアンダーグランドシーンから一気に飛躍させた2010年の名盤『Does It Look Like I’m Here?』(Editions Mego)から約2年。ようやくエメラルズが新作を完成。非常にハイペースなこれまでのリリースと比較すると、これは驚くほど長い空白の2年間だったと言えるだろう。この2年間、メンバーの3人はそれぞれのソロ活動やサイドプロジェクトを行っていた。ギタリストのマーク・マグワイヤは彼の最高傑作と名高いアルバム『Get Lost』(Editions Mego)をはじめ、数多くのコラボや世界各国でのツアーを行い、スティーブ・ハウシルトはその煌めくシンセサイザーによるコズミック・アンビエントアルバム『Tragedy & Geometry』(Kranky)をリリース、そしてジョン・エリオットはソロ名義Outer SpaceやSam GoldbergとのユニットMistのリリースに加え、2011年3月にスタートさせたレーベルSpectrum SpoolsからContainer、Motion Sickness of Time Travel、Gary War等、電子音響~アヴァン・ポップに至るまですでに20作品以上のリリースを行っている。

一方、エメラルズとしてはバンドの新たなサウンドの方向性を長い時間を費やし模索した。本作『Just To Feel Anything』は、前作からの流れを汲むアシュラやタンジェリン・ドリームを彷彿させる煌めくシンセサイザーを基調としたクラウトロックの影響や、初期エメラルズでも見られたドローン~アンビエントの間を行き来しつつ、マグワイヤの唸るエレキやメランコリックなアコギのギター・サウンドもこれまでになくフィーチャー。さらに、ドラムマシーンを大々的に導入した疾走感溢れる80年代テクノ・ポップ~90年代チップチューンを彷彿させるサウンドとの融合も試みている。様々なジャンルをパワフルに飲み込んできたこれまでのエメラルズ・サウンドを見事にまとめあげ、更に磨きをかけて、みんなの予想も期待も遥かに上回るスリリングで壮大なアルバムが誕生した。同じところには止まらないというバンドの美学に基づいたエメラルズの新たな章が今幕を開ける!

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2012年11月01日 19:32