フィンランドの猛獣軍団ワン・モーニング・レフト遂にデビュー

彼らの強力な武器は世界一と言っても過言ではないピッグスクイールである、聞いた瞬間誰もが恐怖のピッグスクイールに凍りつく事になるだろう。ヘヴィーなリフ、以前よりさらに恐怖さを増したピッグスクイール、オルガン入りのブラックメタル、常に異様なまでの異彩を放ち、皮肉さを忘れないのがこのバンドの醍醐味である。

極悪なサウンドから一変し、突如としてコミカルでキャッチーなサウンドへ変貌、時にシリアスに、時にコミカルに、そして時にメロディックで、ダンスチューンまでお手の物。果たして本気なのか、ふざけているのか、いやいや、彼らは音楽に真摯に向き合っている。

ヨーロッパのシーンではエスキモー・コールボーイより先輩格にあたり、Iアイワーボのテクニカルな皮肉さをも併せ持つ、さあリスクを恐れずにキミの音楽の世界を切り開き、このアルバムの証人となってほしい。