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フレッド・ハーシュ・トリオ4年振りのスタジオ録音作

現代至高のピアノ芸術!
来日公演でも満場の観客を魅了した、息をのむような繊細な美しさとトリオのダイナミズム。
フレッド・ハーシュ自身も最高作と語るニュー・アルバム『Floating』。

重篤な病に倒れたのは2007年のこと。昏睡状態が2ヶ月に及んだ時、誰がこの復活を予想出来たことでしょうか?しかし2010年には、変わらぬ音楽性と、精神性を表現した現トリオでの初作品『Whirl』をリリース。2012年には充実のヴィレッジ・ヴァンガード・ライヴを収めた『アライヴ・アット・ザ・ヴァンガード』をリリースし、全世界に心身ともの完全復帰を果たしたことを伝えてくれました。
そして、再びのトリオ録音作は4年振りのスタジオ録音作!

4月の来日公演では、本作から新曲の数々が、多彩な顔(アレンジ) をみせて披露されていましたが、「新作は自分のキャリアの中でも最高のものとなったと思う。病気だったなんて今では嘘みたいだ。」とフレッド自身も語る一作!

練られたアレンジをベースとしつつ、一期一会のライブ感、瞬間の驚きに満ちた演奏の数々は、「究極の完成形>」にして、「聴くほどに新鮮な発見に満ちたもの」 に!

ピアノのメロディの美しさや、豊かなアーティキュレーションから生まれる繊細な表現はもちろん、ベースとドラムとのインプロヴィゼーションによって、気心知れた会話とダイナミズムを楽しむことが出来ます。

オープニングはこのトリオでのライヴと同様スタンダード曲で幕開け。“You & The Night & The Music”は2007年の同名作品でも演奏されましたが、以前のヒリヒリしたシリアスなものから変わり、いい意味での余裕も。その変化には「茨の道を抜けたフレッドの道のり」も感じ、感慨深くもあります。

その後は、数々のオリジナル。「五線譜はただの紙でしかないのに、誰かのことを思うとメロディが自然に浮かんでくるんだ」と語るフレッドは、今回も大切な人たちに捧げた曲を披露。その中にはバンド・メンバー、ジョン・エベールに捧げた曲や、昨年デュオ公演企画で共演したエスペランサに捧げた曲も。それらはエベールのユニークな人柄をにじませる楽しい楽曲であったり、エスペランサのベース・ラインをイメージし、解釈、発展させた曲であったり、アーティストの深遠に迫るフレッド・ハーシュならではの楽曲と言えましょう。また、母親そして祖母に捧げた曲“West Virginia Rose”はロマンティシズムに溢れるスロー・バラード。ライブでも観客を魅了した優しさ溢れるメロディには、フレッド・ハーシュというアーティストが育った環境の豊かさを思わずにもいられません。

そして、演奏の締めは、アメリカン・スタンダードと、モンクの楽曲。この構成もライヴにならったものですが、繊細さと可憐な響きに思わず息ものむ“If Ever I Would Leave You”と、一転、スウィング感に心も踊る“Let's Cool One”。このコントラストの妙も、完璧!

伝統と継承という言葉をキーに、自らの表現を極めるフレッドの今が結晶された現代最高のピアノ芸術。21世紀を語り、歴史に連なる傑作です。

【パーソネル】
Fred Hersch(p)、John Hebert(b)、Eric McPherson(ds、perc)

【収録曲】
1 You and The Night and The Music (Dietz/Schwartz - Warner Brothers Inc ASCAP)
2 Floating
3 West Virginia Rose (for Florette & Roslyn)
4 Home Fries (for John Hebert)
5 Far Away (for Shimrit)
6 Arcata (for Esperanza)
7 A Speech to the Sea (for Maaria)
8 Autumn Haze (for Kevin Hays)
9 If Ever I Would Leave You (Lerner/Lowe - Chappell-Co Inc ASCAP)
10 Let's Cool One (Monk - Thelonious Music Corp BMI)

カテゴリ : ニューリリース | タグ : ジャズ・ピアノ ピアノ・トリオ

掲載: 2014年06月17日 13:52

更新: 2014年06月17日 13:52