〈ストックホルムの妖精〉リサ・エクダール5年振りの新作

〈ストックホルムの妖精〉リサ・エクダール5年振りの新作『Look To Your Own Heart』。

洗練された北欧ジャズの香り、独特なロリータ・ヴォイスで94年のデビュー以来ジャズ・シーンを中心に活躍するリサ・エクダール。40代となってもその儚げな美しい容姿はそのままに、前作『Give me that slow knowing smile』(2009年)以来5年ぶりとなる本作『Look To Your Own Heart』をひっさげて再びシーンを魅了する。

前作リリース後、比較的大きな規模でのコンサート・ツアーを終えてキューバの海辺の街に家を借りて休養していた最中に、本作へのインスピレーションが湧いてきたという。「キューバ音楽をやる」ということではなく、大らかな海、人々の笑い声、ゆったりと流れる時間の中に新たな作品像が描かれ、5年の時を経て今作が誕生した。

レコーディングはストックホルムで行われており、フルバンドでのスタジオ録音と、自宅のスタジオで小さな編成で録音された部分の、主に2パートに分かれているとのこと。リラックスした中に、成熟した女性の思索が満ちた1枚。