円谷ファン必聴!あのウルトラセブン最終話で使用されたリパッティ&カラヤンのシューマンがSACDで蘇った!!
円谷ファン必聴!あのウルトラセブン最終話で使用されたリパッティ&カラヤンのシューマンがSACDで蘇った!!
SACDハイブリッド盤。限定盤。メジャーレーベルのPD(著作権消滅)名盤をリマスターし、目の覚めるような音の良さで注目されるシリーズの新作はリパッティ。
EMIのベストセラー盤の「ブザンソン告別リサイタル」からシューベルトの即興曲2篇と、カラヤンと共演したふたつの協奏曲がSACD化されるのは慶賀の至り。特にシューマンのピアノ協奏曲はウルトラセブン最終話で、モロボシダンがアンヌに素性を告白、アンヌが「ダン!行かないで!」と叫んだ瞬間にかかるのが、まさにこの録音。音楽担当の冬木透氏がそれまでの常識を打ち破り、クラシック作品を子供向けの特撮ドラマで延々とかけました。それがあまりにも映像とマッチしていたため、ここからクラシック・ファンも多く生まれ、音源を突きとめた少年までいたことが『ウルトラセブンが「音楽」を教えてくれた』(青山通著・アルテスパブリッシング)に詳しく述べられています。
冬木透氏は、不治の病のリパッティのあとのない切迫感が、素性を明かしM78星雲へ帰らねければならないダンの心境を表すのに、これ以上のものはないと選んだそうですが、まさに慧眼。シューマンの音楽がオリジナルの劇伴音楽以上に全国の子どもたちの心をつかんだと申せましょう。そこから離れても、類のない名演で、涙なしには聴けません。
リストとラヴェルの端正さも絶品。SACD化で微妙なニュアンスも再現され、改めてリパッティの才能に言葉を失います。
(キングインターナショナル)
【曲目】
(1)モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467
[録音]1950年8月23日/ルツェルン音楽祭(ライヴ)
(2)シューベルト:即興曲第3番変ト長調Op.90の3
[録音]1950年9月16日/ブザンソン告別リサイタル(ライヴ)
(3)同:即興曲第2番変ホ長調Op.90の2
[録音]1950年9月16日/ブザンソン告別リサイタル(ライヴ)
(4)シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54
[録音]1948年4月9-10日/ロンドン
(5)リスト:ペトラルカのソネット104番
[録音]1947年9月24日/ロンドン
(6)ラヴェル:道化師の朝の歌
[録音]1948年4月17日/ロンドン
【演奏】
ディヌ・リパッティ(Pf)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ルツェルン祝祭管弦楽団(1)
フィルハーモニア管(4)
カテゴリ : ニューリリース | タグ : SACDハイブリッド(クラシック) 高音質(クラシック)
掲載: 2015年05月28日 16:30