ワイラースタインが奏でるショスタコーヴィチ~チェロ協奏曲第1番&第2番
この協奏曲は第1番、第2番とも名手ロストロポーヴィチが初演しています。快活な第1番、陰鬱な第2番と曲の性格は違いますが、どちらもショスタコーヴィチが渾身の力を込めた作品であり、チェロの超絶技巧と多彩なオーケストレーションが際立つ名作として知られています。
今回この曲を演奏しているのは、バレンボイムの秘蔵っ子として華々しいデビューを飾り、今年11月に来日公演が予定されているアリサ・ワイラースタイン。彼女の解釈は初演者ロストロポーヴィチ直伝のもので、彼女が初めてこの曲を演奏した22歳の時、ロストロポーヴィチから受けたアドヴァイスを元に今日まで演奏を練り上げてきました。彼女はこの作品を完全に掌握し、ますます深みの加わった音色、冴えわたる技巧で聴き手の心を掴みます。現代曲から古典まで幅広いレパートリーを持つ1977年スペイン生まれのパブロ・エラス=カサドの指揮が作品に深い陰影を与えています。
(ユニバーサル・ミュージック/IMS)
【曲目】
ショスタコーヴィチ:
1.チェロ協奏曲第1番 変ホ長調 Op.107,
2.チェロ協奏曲第2番 ト長調 Op.126
【演奏】
アリサ・ワイラースタイン(チェロ)
パブロ・エラス=カサド(指揮)
バイエルン放送交響楽団
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2016年07月21日 15:30