注目アイテム詳細

往年のイギリスの名ピアニスト、リンパニーの主要レパートリーを収めた超廉価BOXが登場!

モーラ・リンパニーBOX

イギリスの名ピアニスト、モーラ・リンパニー(1916~2005)が英デッカと英EMIの専属だった1947~61年の録音が、メンブランにより10枚組超廉価BOXにまとめられました。彼女が得意としたのはショパンとラフマニノフの作品、及びハチャトゥリアンのピアノ協奏曲でしたが、それらがDisc3~9に散りばめられているのがまず壮観。その他、グリーグ、シューマン、フランク、サン=サーンスといったロマン派の傑作も入っていて、繊細な感受性と力強さを兼ね備えた彼女の演奏の魅力を存分に味わうことのできる一組となっています。
(タワーレコード)

モーラ・リンパニー
プロフィール
1916年8月18日、英国コーンウェル州ソールタッシュ生まれのピアニスト。2005年3月28日、フランスのマントンにて没。ベルギーのリエージュの修道院でピアノを学び始め、奨学金を得てロンドン王立音楽院に入学。12歳でメンデルスゾーンのピアノ協奏曲を弾いてデビューを果たす。その後もウィーンでワインガルテンに、ロンドンでトヴィアス・マッセイに師事し、研鑚を積む。38年、イザイ・ピアノ・コンクール(後のエリザベート王妃国際コンクール)で2位になり、頭角を現す。彼女は、ラフマニノフ自身に激賞されたピアニストとしても有名で、繊細な感受性と力強さを兼ね備えた演奏は高く評価されていた。また、ハチャトゥリアンのピアノ協奏曲を積極的に西側に紹介したことでも知られている。89年、ロイヤル・フェスティヴァル・ホールでデビュー60周年記念コンサートを開き、92年には初来日を果たして健在振りを示した。同年、大英帝国からデイム(Dame)の称号(男性のサーに相当する)を受けたが、これは女性ピアニストとしては1941年のマイラ・ヘス以来である。
(音楽出版社)

『モーラ・リンパニー(ピアノ)名演奏集』

【曲目】
[Disc. 1]
グリーグ:ピアノ協奏曲Op.16
ハーバート・メンゲス指揮、フィルハーモニア管弦楽団
1959年録音
シューマン:ピアノ協奏曲Op.54
コンスタンティン・シルヴェストリロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
1959年録音

[Disc. 2]
メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲第1番
ラファエル・クーベリック指揮、フィルハーモニア管弦楽団
メンデルスゾーン:華麗なロンドOp.29
ハーバート・メンゲス指揮、ロンドン交響楽団
トゥリーナ:交響的狂詩曲
ワルター・ジュスキント指揮、フィルハーモニア管弦楽団
リトロフ:スケルツォ
1952年録音

[Disc. 3]
ショパン:夜想曲第1番~第10番、幻想即興曲
リスト:巡礼の年第3年より「エステ荘の噴水」
1961年、1952年、1947年録音

[Disc. 4]
ショパン:夜想曲第11番~第19番
1961年録音

[Disc. 5]
ショパン:ワルツ第1番~第14番
1959年録音

[Disc. 6]
ラフマニノフ:10の前奏曲Op.23、13の前奏曲Op.32
1951年録音

[Disc. 7]
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番
アンソニー・コリンズ指揮、ロンドン新交響楽団
1952年録音
リスト:ポロネーズ第2番
1949年録音

[Disc. 8]
ハチャトゥリアン:ピアノ協奏曲第1番
アナトール・フィストゥラーリ指揮、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
1959年録音
ドビュッシー:ベルガマスク組曲
1951年録音
リスト:超絶技巧練習曲より「鬼火」
1949年録音

[Disc. 9]
サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番
ジャン・マルティノン指揮、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
1951年録音
ショパン:24の前奏曲
1956年録音

[Disc. 10]
フランク:交響的変奏曲
ワルター・ジュスキント指揮、フィルハーモニア管弦楽団
シューマン:交響的練習曲
ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲
1952年録音

カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)

掲載: 2017年06月02日 00:00