エリック・ジョンソン(Eric Johnson)、待望の新作スタジオ・アルバム『コラージュ』(Collage)をリリース
世界中のあらゆるギタリスト&ミュージシャンから多大なるリスペクトを受け、ミュージシャンズ・ミュージシャンの最高峰に位置し“最も美しいトーンを弾き出すギタリスト”“奇跡のトーン・マスター”と呼ばれるテキサスが生んだ実力派ギタリスト/ヴォーカリスト=エリック・ジョンソンがニュー・スタジオ・アルバムを発売!
本作は、エリックが過去において様々なプロジェクトで制作していたが最終的に完成を見ず世の中に発表されていなかった貴重な楽曲の数々を改めて取り上げ、入念な作業の下に新たなマテリアルとして創り上げた楽曲群を中心に収録。エリック・ジョンソンのオリジナルを核としながら、彼の音楽的バック・グラウンド、ルーツ・ミュージックを感じさせるカヴァー曲を含め、非常にバランス良く構成されている。スティーヴィー・ワンダーの「アップ・タイト」を皮切りに、ザ・ビートルズの超名曲「恋を抱きしめよう」、BBキングの楽曲でエリック・ジョンソンのライヴのセットリストとしても定番の「ロック・ミー・ベイビー」、ベンチャーズのカヴァーで世界的に一大ヒットとなった「パイプライン」、ウェス・モンゴメリーの「ダウン・ヒア・オン・ザ・グラウンド」など一筋縄ではいかない拘りの選曲がまた刺激的。ジミ・ヘンドリックスの名盤『アクシス:ボールド・アズ・ラヴ』に収録された「雨を望めば」は、初のアコースティック・アルバムである前作『EJ』収録のヴァージョンとは異なり、アコースティック・ギターによるインスト・アレンジで聴かせてくれる。
世界最高水準とも称される随一のギター・テクニックは本作においても微塵も変わらず。ロック、ポップス、ジャズ、フュージョン、ブルース、カントリー、クラシックなど幅広い音楽に影響を受けたヴァーサタイルなプレイは壮絶の一言に尽きる。流麗に奏でられる高速スケール・フレーズ、天にも駆け上がるかの如く伸びやかなピッキング・ハーモニクス、心を打つ艶やかなチョーキング、スリリングながら美しいコード・プログレッション、透明感溢れる極上なクリーン・トーン、繊細且つ美麗なアルペジオ、穏やかに紡がれるアコースティック・ギターの調べ・・・まさにエリック・ジョンソンのオリジナリティを存分に知らしめる素晴らしいギター・プレイが満載で聴き応え充分、鉄板な仕上がり。
掲載: 2017年10月23日 11:43