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2018年7月に来日予定!クレモナ四重奏団によるベートーヴェン“弦楽四重奏曲全集”(8枚組SACDハイブリッド)

クレモナ四重奏団

今やイタリアを代表するクァルテット、クレモナ四重奏団。2012年から2015年にかけて録音してきたベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲録音がこの度セットで登場します。分売時と同じSACDハイブリッド盤でのリリースです!

イタリア四重奏団のファルーリ、アルバン・ベルク四重奏団のバイエルレの両氏に師事した2000年結成のクレモナ四重奏団は、イタリアの伝統受け継ぐ若手実力派で世界から注目を集めております。イタリアらしい明るく非常にクリアな発音が魅力の一つで、個々の音色が見事に溶け合った驚くべきアンサンブルを聴かせてくれます。作品によって表情を見事に変え、優美な音色に加えて抜群の音程感で現代最高の呼び声高い四重奏団といえます。このベートーヴェンの録音では各集高い評価を集めましたが、中でも第7&8集は2018年ICMA賞(国際クラシック音楽賞)の室内楽部門を受賞するなど注目を集めました。

当全集では作品に合わせて使用楽器を変えているところにも注目で、音色の違いを楽しむこともできます。第1ヴァイオリンのクリスティアーノ・グアルコが奏でるグァルネリ、アマティ、グァダニーニの名器の優美な音色は絶品の一言に尽きます。また大フーガの録音にて使用したヴィオラは1980年生まれのピエトロ・ガルジーニ制作によるものです。ガルジーニは若い頃からマウロ・スカルタベッリの工房で弦楽器作りに親しむようになり、その後、ルイジ・エルコレやガブリエーレ・ナターリに師事した若手職人です。2008年3月には『フォルムと音楽:ヴァイオリンのメカニズム』と題した論文により、フィレンツェ大学建築学修士号を取得。その後は修復や専門技術の分野で活躍し、特に過去の巨匠たちの傑作の複製の製造と、修復を仕事の二つの柱としているようです。名器と現代の新進気鋭の職人が制作した最新の優れた楽器も積極的に使用しています。現代の楽器も歴史的な楽器と同様に素晴らしいことを証明するかのような魂のこもった演奏を聴くことができます。audite レーベルの社主にしてトーン・マイスターのルトガー・ベッケンホーフ氏による高品位の録音をお楽しみいただけます。
クレモナ四重奏団は2018年7月に来日し、ベートーヴェンを演奏予定です!
(キングインターナショナル)

『ベートーヴェン:弦楽四重奏曲全集』(8枚組SACDハイブリッド)
【曲目】
[Disc 1](67’52”)
1.弦楽四重奏曲第6番 変ロ長調Op.18-6(24’08”)
2.弦楽四重奏曲第11番 ヘ短調「セリオーソ」Op.95(20’01”)
3.弦楽四重奏曲第16番 ヘ長調Op.135(23’35”)

[Disc 2](69’42”)
4.弦楽四重奏曲第8番 ホ短調 Op.59-2「ラズモフスキー第2 番」(34’23”)
5.弦楽四重奏曲第12番 変ホ長調 Op.127(35’14”)

[Disc 3](78’39”)
6.弦楽四重奏曲第4番 ハ短調 Op.18-4(24’05”)
7.「大フーガ」 変ロ長調 Op.133(15’13”)
8.弦楽四重奏曲第7番 ヘ長調 Op.59-1(39’13”)

[Disc 4](67’45”)
9.弦楽四重奏曲第1番 ヘ長調 Op.18-1(28’48”)
10.弦楽四重奏曲第14番 嬰ハ短調 Op.131(38’55”)

[Disc 5](80’47”)
11.弦楽五重奏曲 ハ長調 Op.29(35’06”)
12.弦楽四重奏曲第15番 イ短調 Op.132(45’24”)

[Disc 6](70’44”)
13.弦楽四重奏第5番 イ長調 Op.18-5(27’44”)
14.弦楽四重奏曲第13番 変ロ長調 Op.130(42’57”)

[Disc 7](56’05”)
15.弦楽四重奏第2番 ト長調 Op.18-2(24’34”)
16.弦楽四重奏曲第9番 ハ長調 Op.59-3「ラズモフスキー第3番」(31’28”)

[Disc 8](56’27”)
17.弦楽四重奏第3番 ニ長調 Op.18-3(25’41”)
18.弦楽四重奏曲第10番 変ホ長調 Op.74「ハープ」(30’41”)

【演奏】
クレモナ四重奏団
クリスティアーノ・グアルコ(第1ヴァイオリン)
【使用楽器;グァルネリ・デル・ジェス(1733)[1-8]/ニコロ・アマティ(1640)[9-12,15-18]/ジョヴァンニ・バティスタ・グァダニーニ(1776)[13,14]】

パオロ・アンドレオーニ(第2ヴァイオリン)
【使用楽器;ジョヴァンニ・バティスタ・グァダニーニ(1752)[1-5,7]/サルヴァトーレ・スカリア(2012)[6,8]/アントニオ・テストーレ(1750)[9-18]】

シモーネ・グラマーリャ(ヴィオラ)
【使用楽器;製作者不詳(1680頃)~ピエモンテ学校所蔵[1-3]/ピエトロ・ガルジーニ(2012)[4,5,7]/アルベルト・ジョルダーノ(1995)[6,8]/アンサルド・ポッジ(1952)[9,10]/ジョアキーノ・トラッツィ(1680-1720)[11-18]】

ジョヴァンニ・スカリオーネ(チェロ)
【使用楽器;マリノ・カピッチオーニ(1974)[1-10]/ニコラ・アマティ(1712)[11-18]】

ローレンス・ダットン(第2ヴィオラ)[11]
【使用楽器;サミュエル・ジグムントヴィッツ(2003)】

【録音】
2012年9月3-5日[1-5]、2012年6月3-5日[6-8]、2014年3月12-15日[9,10]、2014年11月24-27日[11,12]、2015年11月27-30日[13-18]、ポイリーノ(イタリア)
セッション録音

PCM 96 kHz / 24bit 5.0 Surround sound