ハンス・ロスバウト『ブラームス/交響曲、セレナード、ピアノ協奏曲全集』(6枚組)
ハンス・ロスバウト(1895-1962)が南西ドイツ放送のために残したブラームスの演奏を全て集めたBOXが登場。ギーゼキングとのピアノ協奏曲第1番は1960年代にLPレコードで発売されたことがありますが、それ以外の多くの録音はこれまで正規発売されてこなかったものです。また1962年12月の交響曲第2番(DISC2に収録)は彼の最後から2番目となる録音で、巨匠はこの後12月29日に亡くなりました。ブラームスはモーツァルトと共に、ロスバウトにとって重要な作曲家でした。彼は南西ドイツ放送へ4つの交響曲全てを録音し、1番と3番については解釈の違う2種の録音を残しています。いずれも一度目の録音では楽曲形式の細かな点に注目しており、透明度の高いスコア整理で対位法的な構造を引き立てていますが、後の録音では作品全体をよりコンパクトにまとめ上げています。SWRが保有するマスターテープから最新のリマスターが行われており、モノラルながらたいへん聴きやすい音となっています。
(ナクソスジャパン)
ハンス・ロスバウト ブラームスを振る
1950-1962録音
ブラームス(1833-1897):
【DISC 1】
1-4.交響曲第1番 ハ短調 Op.68
1955年9月19日 ハンス・ロスバウト・スタジオ
5-8.交響曲第3番 ヘ長調 Op.90
1956年4月20日 ハンス・ロスバウト・スタジオ
【DISC 2】
1-4.交響曲第2番 ニ長調 Op.73
1962年12月17-21日 ハンス・ロスバウト・スタジオ
5-8.交響曲第4番 ホ短調 Op.98
1958年11月5日 ハンス・ロスバウト・スタジオ
【DISC 3】
1-6.セレナード第1番 ニ長調 Op.11
1958年12月18日 ハンス・ロスバウト・スタジオ
7-11.セレナード第2番 イ長調 Op.16
1958年1月15、16日 ハンス・ロスバウト・スタジオ
【DISC 4】
1-3.ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 Op.15
ワルター・ギーゼキング (ピアノ)
1950年1月8日 クアハウス、バーデン・バーデン (ライヴ)
4-5.ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.83 (前半)
【DISC 5】
1-2.ピアノ協奏曲第2番 (後半)
ゲザ・アンダ (ピアノ)
1958年4月8日 ハンス・ロスバウト・スタジオ
3-6.交響曲第1番 ハ短調 Op.68
1960年6月27日、7月4日 ハンス・ロスバウト・スタジオ
【DISC 6】
1-4.交響曲第3番 ヘ長調 Op.90
1962年9月5日 ハンス・ロスバウト・スタジオ
ハンス・ロスバウト(指揮)
南西ドイツ放送交響楽団 バーデン・バーデン
モノラル録音
カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)
掲載: 2019年02月08日 00:00