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ソニア・ヴィーダー=アサートンによるボッケリーニを再構成!『カデンツァ』~ボッケリーニのチェロ協奏曲による自由な編曲とカデンツァ


[Alpha Classics 公式チャンネルより]

ボッケリーニを再構成!ヴィーダー=アサートンの鋭い感性が光る好企画

25歳でロストロポーヴィチ国際チェロ・コンクールの入賞を果たした、フランス系アメリカ人チェリスト、ソニア・ヴィーダー=アサートン。
Valois、RCAやNaïveなど数々のレーベルで録音を行い高い評価を得てきた彼女が、「バッハ: 無伴奏」のLP盤(ALPHA599)に続いてALPHAレーベルからリリースするのはボッケリーニの協奏曲、と思いきや、原曲を元に自由な編曲(改曲)を行ったという個性的なアルバムとなりました。

まずは楽器編成からユニークで、自身が弾くチェロのほか、舞曲的な性格を強調したかったという理由で選ばれたツィンバロムと、対旋律との絡みを描くためのヴァイオリンという三重奏によるもの。
さらに、よりポリフォニックなテクスチャを持つG.476にはファゴットとコントラバスを加えています。
各楽章は原曲のチェロ独奏部を中心に自由に再構成されており、さらにその間に、様々な作品の編曲からなる「カデンツァ」が挿入されています。
その原曲もジャズあり現代音楽ありバロックありと実に多彩。これらがたいへんスリリングな音楽を作り上げますが、違和感なく実に面白く聴けることが驚きです。

ヴィーダー=アサートン自身と、トラディショナルはもちろん実験音楽にも積極的なフランスのツィンバロム奏者フランソワーズ・リヴァランが鋭い感性でまとめ上げた作品構成、そして奏者たちの親密さが伺える息の合った温かいアンサンブルが作り上げた、素晴らしい一枚です。
(ナクソス・ジャパン)

『カデンツァ』~ボッケリーニのチェロ協奏曲による自由な編曲とカデンツァ
【曲目】
ルイジ・ボッケリーニ(1743-1805)/ソニア・ヴィーダー=アサートン&フランソワーズ・リヴァラン編曲:

チェロ協奏曲 ニ長調 G.479
1. I. ALLEGRO
2. カデンツァ: エリック・ドルフィー「ゴット・ブレス・ザ・チャイルド」
3. II. ADAGIO
4. カデンツァ: ヴィーダー=アサートン「マイルス・デイヴィスの足跡」
5. III. ALLEGRO

チェロ協奏曲 ハ長調 G.477
6. I. ALLEGRO
7. カデンツァ: マイケル・リーズマン
8. II. LARGO
9. カデンツァ: ヴィーダー=アサートン
10. III. ALLEGRO
11. カデンツァ: ヴィーダー=アサートン&リヴァラン

チェロ協奏曲 ニ長調 G.476
12. I. ALLEGRO
13. カデンツァ: イーゴリ・ストラヴィンスキー「イタリア組曲」
14. II. LARGO
15. カデンツァ: ジェルジ・クルターグ「ヴィトルト・ルトスワフスキの思い出に」
16. III. ALLEGRO PIACERE
17. カデンツァ: ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル《アルチーナ》抜粋(ヴィーダー=アサートン編曲)

【演奏】
ソニア・ヴィーダー=アサートン(チェロ)
フランソワーズ・リヴァラン(ツィンバロム)
アマリリス・ビレ(ヴァイオリン)
ロバン・ビレ(ファゴット)…12-17
レミ・マニャン(コントラバス)…12-17

【録音】
2020年2月 ミディライヴ・スタジオ、フランス

輸入盤

 

国内仕様盤

[日本語解説付き]

 

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2021年01月13日 00:00