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エリック・ル・サージュが主導するブラームス:室内楽作品全集プロジェクト!第9集はテオ・フシュヌレとの2台ピアノのための作品集

ブラームス②

2017年に開始されたB RECORDSレーベルの大好評シリーズ「ブラームス: 室内楽作品全集」。
ピアニスト、エリック・ルサージュが主導するこのプロジェクトは、彼と友人たちが演奏するブラームスをライヴで収録するというもので、これまでにリーズ・ベルトー(ヴィオラ)やフランソワ・サルク(チェロ)など名手を迎え、ブラームスの味わい豊かな室内楽作品を聴かせています。

第9集で採り上げられたのは「ハイドンの主題による変奏曲」と「2台のピアノのためのソナタ」。創作初期と晩年以外、ほとんどピアノ独奏曲を残さなかったブラームスですが、管弦楽作品や声楽作品を書く際の準備として、まず2台ピアノのための総譜を書きあげていたことはよく知られています。
「ハイドンの主題による変奏曲」も先にピアノ版が書かれ、その後管弦楽版が完成しました。主題こそシンプルなものの、随所に複雑な対位法が張り巡らされた技巧的な作品です。
「2台のピアノのためのソナタ」はもともと弦楽五重奏曲として1862年に作曲されましたが、試演の際の評判が良くなかったため、1864年に2台ピアノ用に改作。その後、ピアノ五重奏曲として書き直されたという経緯を持つ作品です。ブラームス自身も気に入っていたというこの版、ピアノの美しい響きが存分に生かされており、弦で奏されるのとはまた違った味わいがあります。

今作でル・サージュと共演するのは、2018年ジュネーヴ国際コンクールで第1位に輝いた若きピアニスト、テオ・フシュヌレ。兄ピエールの影響を受け3歳から音楽を学び始め、12歳の時にパリ国立高等音楽院に入学し研鑽を積み、数多くのコンクールで優勝を飾った俊英です。
(ナクソス・ジャパン)

『ブラームス:室内楽作品全集 第9集~2台ピアノのための作品集』
【曲目】
ブラームス(1835-1897):
1-10. ハイドンの主題による変奏曲 変ロ長調 Op. 56b(1873)
11-14. 2台のピアノのためのソナタ ヘ短調 Op. 34b(1864)

【演奏】
エリック・ル・サージュ(ピアノ)
テオ・フシュヌレ(ピアノ)

【録音】
2019年1月31日(ライヴ)
La salle de concert de Pianos Maene, Ruiselede(ベルギー)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2021年04月13日 00:00