Rico Rodriguez（リコ・ロドリゲス）｜初期ジャマイカ音楽における最高のトロンボーン奏者が〈2 TONE RECORDS〉からリリースしたソロ・アルバム2作『That Man Is Forward』『Jama Rico』がLP復刻

レゲエ、スカ界の伝説的ミュージシャン、初期ジャマイカ音楽における最高のトロンボーン奏者として知られるリコ・ロドリゲス。キューバのハバナで生まれ、ジャマイカのキングストーンで育った彼は1950年代後半からセッション・ミュージシャンとして、Prince Buster、Laurel AitkenやMax Romeoらのレコーディングに参加し、音楽キャリアをスタートさせた。1960年初めにUKへと移り、セッション・ミュージシャンとして活動していた彼は1970年代にIsland Recordsと契約しソロ・アーティストとしてアルバムをリリースするようになる。そして1979年、ジェリー・ダマーズと出会った彼は、ザ・スペシャルズに参加。バンドの”名誉メンバー“として彼は、「A Message To You Rudy」などバンドの代表曲で存在感を放っていた。

その彼が2 TONE RECORDSからリリースしたソロ・アルバム2作が復刻。

That Man Is Forward

1980年に2 Tone Recordsからソロ・アルバム『THAT MAN IS FORWARD』をリリースした。Dick Cuthellがプロデュースを手掛け、Joe Gibbsのスタジオで行った2回のセッションからなるこのアルバムは、ジャマイカのミュージシャンを多数フィーチャーした作品である。参加アーティストには、Jah Jerryや“Deadley” Headley Bennet、 Robbie Lyn、Sly & Robbie、Ansel Collinsなどの名前がずらり。全体的にスカ色の濃いアルバムとなっている。

今年発売40周年を迎える『THAT MAN IS FORWARD』。このアニヴァーサリー・イヤーにあたり、新たにリマスターされた音源と180グラム重量盤で復刻となる。

輸入盤LP

【収録曲】
SIDE A
01. Easy Snappin' (2021 Remaster)
02. Fiesta (2021 Remaster)
03. Chang Kai Shek (2021 Remaster)
04. Stay Out Late (2021 Remaster)
Side B
01. Red Top (2021 Remaster)
02. X (2021 Remaster)
03. Ganja (2021 Remaster)
04. That Man Is Forward (2021 Remaster)

Jama Rico

1982年に2 TONE RECORDSからリリースしたのが本作『JAMA RICO』である。1980年発表の『THAT MAN IS FORWARD』に続く本作は、ジャマイカのJoe Gibbsのスタジオとロンドンのタウン・ハウス・スタジオの2か所でのレコーディング・セッションからなるアルバムである。ジャマイカのセッションのプロデュースを手掛けるのは、『THAT MAN IS FORWARD』と同じDick Cuthell。ジャマイカのレコーディングには、Sly DunbarやRobbie Shakespeare、Headley Bennett、そしてAnsel Collinsなどリコの盟友たちが集い、一方のロンドンでのセッションには、スペシャルズのメンバーとTony UtahやSatch Dixonが参加。プロデュースはDick CuthellとJerry Dammersが担当している。

スカやレゲエなどのジャマイカ音楽だけでなく、アフリカのリズムなども感じさせる2TONE RECORDSの隠れた名盤『JAMA RICO』今回新たにリマスターされた音源と180グラム重量盤で復刻となる。

輸入盤LP

【収録曲】
SIDE A
01. Destroy Them (2021 Remaster)
02. We Want Peace (2021 Remaster)
03. Jam Rock (2021 Remaster)
04. Some Day (2021 Remaster)
05. Distant Drums (2021 Remaster)
Side B
01. Love And Justice (2021 Remaster)
02. Java (2021 Remaster)
03. Do The Reload (2021 Remaster)
04. Easter Island (2021 Remaster)