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Ministry(ミニストリー)|インダストリアル・メタルのパイオニア、15枚目のアルバム『Moral Hygiene』をリリース

Ministry(ミニストリー)『Moral Hygiene』

ナイン・インチ・ネイルズやラムシュタインにも大きな影響を与えたインダストリアル・メタルのパイオニア、ミニストリー。81年、もともとはシンセ・ポップ・バンドとして結成されるも、その後ヘヴィなアプローチをとり、大きな人気を獲得していった。80年代終わりから90年代初頭にリリースされた『ザ・マインド・イズ・ア・テリブル・シング・トゥ・テイスト』(89年)、『詩編69』(92年)といったアルバムは、ゴールド、プラチナム認定されるほどの大ヒット。08年に一旦解散するも、11年に再結成。だが12年にギタリストのマイク・スカッシアが亡くなったため、『From Beer to Eternity』(13年)がミニストリーとしての最後の作品になるとアナウンスされた。ところが14年、彼らは再び復活。18年には『AmeriKKKant』をリリースし、トランプ政権への怒りをぶちまけた。

前作から3年、この度リリースとなるのが15枚目のアルバム『モラル・ハイジーン』だ。常に強力な政治的メッセージを発し続けてきたミニストリー。前作『AmeriKKKant』について、アル・ジュールゲンセン(ヴォーカル/ギター)は、「トランプが当選したことにショックを受け、アーティストとして何か行動すべきだと思った」と発言している。では、トランプも退陣し、民主党政権となった現在のアメリカで、アルは何を思うのか。彼によれば、「道徳的衛生」と題された本作は、「怒りよりも教訓的な内容」になっているとのこと。レーガンが新自由主義を掲げると、強欲が美徳となった。人々は他人を顧みず、自分のことだけを考えるようになってしまった。今こそ、そんな世の中を変える時だ。我々が必要としているのは「道徳的衛生」なのだ。そんなメッセージが、おなじみのミニストリーのヘヴィなビート乗って、紡ぎ出されていく。ミニストリーのファンならば、大満足間違いなしの内容だ。

長年の盟友、元デッド・ケネディーズのジェロ・ビアフラ、そしてビリー・アイドルとの活動やザ・カルトに在籍していたことでも知られるギタリスト、ビリー・モリソンがゲスト参加!

国内盤CD

日本語解説書封入 / 歌詞対訳付き


輸入盤CD


輸入盤LP


【収録曲】
01. アラート・レヴェル
02. グッド・トラブル
03. サボタージュ・イズ・セックス
04. ディスインフォメーション
05. サーチ・アンド・デストロイ
06. ビリーヴ・ミー
07. ブロークン・システム
08. ウィ・シャル・レジスト
09. デス・トール
10. TVソング #6 (ライト・アラウンド・ザ・コーナー・ミックス)

【メンバー】
アル・ジュールゲンセン(ヴォーカル、ギター、ハーモニカ、サンプリング、キーボード、ベース、コンガ、アコースティックギター)
シーザー・ソート(ギター)
ジョン・ベックデル(キーボード)
ロイ・マイヨルガ(ドラムス)
ビリー・モリソン(ギター)[ビリー・アイドル]
デイヴィッド・エレフソン(ベース)[元メガデス]
ジェロ・ビアフラ(ヴォーカル)
アラビアン・プリンス(スクラッチング)
マイケル・ロゾン(ドラムス、プログラミング、テルミン)
ポール・ダムール(ベース)
DJオリーヴ(ヴォーカル)
リズ・ウォルトン(サンプリング、コーラス

Ministry(ミニストリー)

photo by Derick Smith

 

HARD ROCK/HEAVY METAL

タグ : ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)

掲載: 2021年08月11日 14:10