ルイサダがLA DOLCE VOLTAレーベルより登場!シューベルト:ピアノ・ソナタ第15番&第21番
ルイサダ、シューベルトを弾く
ルイサダがLA DOLCE VOLTAレーベルより登場。ルイサダの完ぺきなコントロールのタッチと深い歌に満ちた、超充実のシューベルトです。ルイサダがシューベルトに初めてふれたのは、5歳か7歳のとき、「未完成」交響曲を聴いて衝撃を受けたのをおぼえているそう。また、ピアーズとブリテンによる「美しき水車小屋の娘」の演奏に感銘をうけ、また、その二人の前で演奏したこともあり、シューベルトはルイサダの中でずっと特別な存在だったといいます。ルイサダのピアニズムの精緻で完璧であることは世界が認めるところですが、このシューベルトを聴いて、ルイサダがますます研ぎ澄まされたところに到達していることを感じます。
ジャン=マルク・ルイサダは、ロンドンのユーディ・メニューイン音楽学校で学んだのち、パリ国立高等音楽院に進んだ。同校のドミニク・メルレのピアノ・クラスで1977年に一等賞を、ジュヌヴィエーヴ・ジョワ=デュティユーの室内楽のクラスで1978年に一等賞を、それぞれ得ている。
ディーノ・チアーニ記念コンクール(1983)およびワルシャワのショパン国際ピアノ・コンクール(1985)で入賞。これまで、マルセル・シャンピ、ドゥニズ・リヴィエール、パウル・バドゥラ=スコダ、ミロシュ・マギン、ヴラド・ペルルミュテールら大家たちから薫陶を受けた。30年以上ものあいだ傑出したコンサート・ピアニストとして活動をつづけてきたルイサダは、パリのシャンゼリゼ劇場、ニューヨークのアリス・タリー・ホール、ロンドンのウィグモア・ホール、東京のサントリーホールなど、屈指のホールで演奏を重ねており、パリのショパン音楽祭、ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭、ブザンソン音楽祭、ナントのラ・フォル・ジュルネ、ラ・コート=サン=タンドレのベルリオーズ音楽祭、ベリーのラ・グランジュ・オ・ピアノのほか、ヨーロッパおよびアメリカの著名な国際音楽祭から招かれている。また日本、ヨーロッパ、カナダで数多くのツアーもおこなっている。
日本ではNHK教育テレビ「スーパーピアノレッスン=ショパン編」講師として登場し、一躍人気を博しました。
室内楽では、ゲイリー・ホフマン、ピエール・アモイヤル、フィリップ・ベルノルド、堀米ゆず子、パトリック・メッシーナ、ターリヒ四重奏団、モディリアーニ四重奏団、ファイン・アーツ四重奏団らと共演。
演奏活動と並行して、パリのアルフレッド・コルトー記念エコール・ノルマル音楽院で後進の指導にも励んでいる。
フランス共和国芸術文化勲章"オフィシエ"を受勲。
(キングインターナショナル)
【曲目】
シューベルト:
ピアノ・ソナタ第15番 ハ長調 D840「レリーク」(28'08)
ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D960 (44'20)
【演奏】
ジャン=マルク・ルイサダ(ピアノ)
【録音】
2021年2月26日-3月1日
アルセナル大ホール、メス音楽都市