エリー・ナイ/ブラームス:ピアノ協奏曲第2番、シューベルト:さすらい人幻想曲、舞曲集
オーストリア、ドイツ圏のスペシャリスト、エリー・ナイ!
女性初録音のブラームスと、演奏者本人編曲のシューベルトといった記念碑的作品を収録!
伝説的なドイツの女流ピアニスト、エリー・ナイによるブラームスとシューベルトのカップリング!エリー・ナイと言えば、戦時中ナチスに協力したことでその復権まで時間がかかりましたが、現在では疑いようのない名ピアニストとして知られています。特にオーストリア、ドイツ圏の作品を弾かせると当時右に出るものがいないほど、稀有な存在であったといっても過言ではないでしょう。
ここに収められているブラームスは、女性として初めて同曲を録音した記念碑的演奏で、ベルリン・フィルと共演を果たしています。なお、指揮者はブラームスのスペシャリストであるマックス・フィードラーがクレジットされていますが、彼の急死後アロイス・メリヒャルの指揮によって完成されているということです。また、シューベルトは《さすらい人幻想曲》の他に、今回初CD化となる非常に貴重なエリー・ナイ本人編曲による《舞曲集》が収録されています。
※録音:1939年-1942年
※リマスタリング:アンドルー・ハリファックス
(東京エムプラス)
【収録曲目】
・ブラームス:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 Op.83
マックス・フィードラー(指揮)、アロイス・メリヒャル(指揮)*、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
セッション録音:1939年6月1日-2日&5日&1940年4月29日*
・シューベルト:さすらい人幻想曲 D760(Op.15)
録音:1942年5月21日
・シューベルト(エリー・ナイ編):《シューベルトの舞曲》より、
ドイツ舞曲 D783-1、ドイツ舞曲 D783-7、ドイツ舞曲 D783-10、グラーツのワルツ D924-6、感傷的なワルツ D779-13、ドイツ舞曲 D790-3、ワルツ D365-29、レントラー D734-14、ワルツ D365-36、ワルツ D365-33
録音:1942年5月21日
エリー・ナイ(ピアノ)
カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2023年12月21日 18:00