「Definition Series DIGITAL era」第2弾~テンシュテット/マーラー“巨人”、“悲劇的”&”夜の歌” ライヴ(SACDハイブリッド)
タワーレコード・オリジナル企画盤 WARNER x TOWER RECORDS デジタル録音の新SACD化企画 最新作!
テンシュテット&シカゴ響、ロンドン・フィルの至極のマーラー・ライヴ 旧EMI名盤2タイトルを復刻
最新「Definition Series DIGITAL era」 第2弾
1. マーラー:交響曲第1番「巨人」/シカゴ交響楽団<1990年ライヴ>
最晩年の伝説的なライヴ2曲が世界初SACD化!筆舌に尽くし難いまでの壮絶で圧倒的な演奏
2. マーラー:交響曲第6番「悲劇的」、第7番「夜の歌」*/ロンドン・フィル<1991,93*年ライヴ>(3枚組)
旧EMI音源 ステレオ録音 SACDハイブリッド盤
各税込 3,190円(1)、7,755円(2)
今回の発売のために、最上位の基マスターに当たる本国のデジタルマスターから新規でSACD化
SACD層、CD層別々にマスタリング。2.は世界初SACD化
マスタリング・エンジニア:藤田 厚生氏
ジュエルケース、マルチケース仕様、鈴木 敦史氏による各新規解説付
オリジナル・ジャケット・デザイン使用
2024年7月31日(水)リリース予定
企画・販売:TOWER RECORDS
制作・発売:株式会社ワーナーミュージック・ジャパン
企画・協力:東京電化株式会社
株式会社ワーナーミュージック・ジャパンと東京電化株式会社のご協力による、アナログ録音のSACD化企画「Definition Series(ディフィニション・シリーズ)」に続き、EMIの初期デジタル録音に焦点を当てた新企画「Definition Series DIGITAL era」を2024年5月に立ち上げました。この企画は1980年代初期から約20年分にあたるデジタル録音期のSACD化を行う企画で、これまで複数の別レーベルと同じ内容で始めていましたが、様々な検証を得て、いよいよ名盤の宝庫であるEMI音源他にも取り組みことにしたものです。第1弾は人気のテンシュテットと、主にベルリン・フィルのEMI音源を3タイトル発売しました。最新第2弾はいよいよテンシュテットの神髄に迫るマーラー音源ですが、今回は最晩年のライヴ2作を最新復刻します(尚、1988年ライヴの第5番は後日を予定)。あらためて本国のデジタルマスターから入念なマスタリングを経て完成した今SACDハイブリッド盤は注目です。尚、経緯等含め後述の「今回の制作に関しまして」の一文も参照ください。今回も最新で音楽的見地を持ってマスタリングを行っていますので、ぜひ各アルバムを比較の上、音質をご確認ください。
本国のオリジナルマスターを使用した最新のマスタリング含め、パッケージとしての作りに拘りました。現在における最高音質を目指して、今回もクラシックの盤歴を輝かしく飾る、まさに名盤中の名盤を復刻します。
<今回の制作に関しまして>
これまでタワーレコードによる当Definition SeriesのSACD企画は、アナログ録音で収録された本国のアナログ・マスターテープを使用して最新でハイレゾ化を行ったマスターを元に復刻を行ってきました。例え過去にSACD化されたことがある音源でも、マスタリング含む工程を最新で行うことにより、従来を超える音質や鮮度を獲得してきたことはご存知の通りです。
しかしながら、1970年代後半から徐々にスタンダードとなったデジタル録音時期、特に巨匠と呼ばれた指揮者や演奏者がまだ多く存在していた最盛期にも多くの名盤が存在します。特に晩年の最高のパフォーマンス時期に収録された盤が、ちょうどデジタル録音の最初期に当たっていたというケースは多く、過渡期のデジタル録音の音質を残念に思うケースも多いのではないでしょうか。録音史的には最盛期とも言えるこの時期の録音スペックは、現在では物足りない(捉えきれていない)のではという指摘があることは確かです。その時期の音源を再生するにはCDスペックが相応しい、もしくは十分であると考える方も少なくありません。
一方、ハイスペックで聴くことができないその"失われた時代"の音質を何とかして向上できないか、という試みもこれまでマスタリングや物理的なCDプレス過程等では多く行われてきました。しかし、元々収録されたスペックや録音状態からアナログ音源を最新で復刻した時と比較すると、アナログ録音の最新復刻のような劇的な改善とまでは至らなかったとも言えます。
そのような中、他社レーベルで“画期的なハイレゾ・アップコンバート技術"の実用化を行っていたことがわかりました。CDへの応用はほぼない状況でしたが、2020年から一部試験的にタワーレコード企画盤で実装化を行い、本格的に2022年からデジタル音源のSACDハイブリッド化企画をスタートするに至りました。その後別のレーベルでの音源でも同企画をスタートさせ市場での好意的な反応も得ることができました。そして旧EMI音源でもさらなる検証とテストを行った結果、元の録音状態にもちろん左右されるものの、概ねハイレゾに耐えうる可能性があることも確認し、このDefinition Seriesでも本国のマスター音源を使用してデジタル録音の高音質化を行い最新のマスタリングを施した上で、満を持してSACDハイブリッド化企画を開始することにしました。
今回のデジタル初期音源復刻では、個々の音質差以上に音場間の向上や音離れが良くなり、解像度も高まりました。また、程度の差こそあれステージが従来より近く感じられ緊密感も増しています。SACD層に限らずCD層でも最新マスタリングを反映させていますので、その効果を確認できると思います。音質差は元の録音状態によることや、最も成功したアナログ録音の最新復刻時のような劇的な変化とまでは言えないものの、従来の復刻に勝るとも劣らない音質を獲得できることを確信し、本格的に企画を進行して行くことにした次第です。レコード史的にもひとつの最盛期にあたる1980年代初期から約20年間分のデジタル録音期にスポットを当てたSACD化新規企画として、新シリーズ名は「Definition Series DIGITAL era」としました。
これにより初期デジタル録音をより良い音でお届けできることになったと思います。"失われた時代"の名盤を失われた音楽に決してさせない、むしろ音楽的に恵まれた時代の音源を積極的に復刻するひとつの重要な方法として今後も様々なチャレンジを図りつつ、豊かな時代の素晴らしい音源をリスナーの元へお届けして行く所存です。
北村 晋(Tower Records Japan Inc.)
~「ディフィニション」とは、解像度や鮮明さ、を表す単語。一般的には「ハイディフィニション」の略称で、主にテレビ画面などにおける表示が、高精細・高解像度であることにも用いられますが、音源におきましても、ハイレゾ化が進んだ現代の音楽環境から求められる要望に応えるべく、タワーレコードがこれまで発売してまいりましたオリジナル企画盤の延長として、新たに定義したシリーズです。
*下記商品の仕様、発売日等は予告なく変更する場合がございます。
マーラー:交響曲第1番「巨人」(1990年ライヴ)<2024年マスタリング>(SACDハイブリッド)
クラウス・テンシュテット、シカゴ交響楽団
[TDSA-10007 (SACDハイブリッド) 3,190円(税込)]
シカゴ響との唯一の録音となった1990年の壮絶ライヴを最新でSACD化!オケの底力とテンシュテットの音楽性が見事に合致した壮大な演奏かつ随一の名演。デジタル録音のSACD化企画第2弾!新規解説付
テンシュテットとシカゴ交響楽団との唯一の録音となった旧EMI音源の伝説的演奏!マーラー演奏で圧倒的なパフォーマンスを見せるシカゴ交響楽団の名手達と、晩年のテンシュテットがたどり着いた人知を超えるスケール感が見事に融和された壮大なまでの「巨人」。遅めのテンポながらも一切弛緩しない雄大な旋律ラインで描かれたこの演奏は、まさに一期一会の名演です。これまでも聴かれ続けてきたこの曲の録音史上に燦然と輝く貴重な共演盤を、音楽的見地を持って最新でマスタリング。今回の発売のために、本国のデジタルマスターから新規でSACD化を行いました。SACD層、CD層別々にマスタリング。新規解説付。
※ SACDハイブリッド盤
※ ジュエルケース仕様
※ 2024年最新マスタリング音源使用(本国のデジタルマスターから新規でSACD化。SACD層、CD層別々にマスタリング)
※ マスタリング・エンジニア:藤田厚生氏
※ オリジナル・ジャケット・デザイン使用
※ 解説:鈴木 敦史氏(新規解説) 、解説書合計8ページ
【収録曲】
1. グスタフ・マーラー:交響曲 第1番 ニ長調 「巨人」
【演奏】
シカゴ交響楽団
クラウス・テンシュテット(指揮)
【録音】
31 May – 4 June 1990, Orchestra Hall, Chicago [Live recording]
【Original Recordings】
Producer: John Fraser、 Balance Engineer: Michael Sheady
【原盤レーベル】
Warner Classics(旧EMI)
マーラー:交響曲第6番「悲劇的」、第7番「夜の歌」(1991&1993年ライヴ)<2024年マスタリング>(SACDハイブリッド)
クラウス・テンシュテット、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
[TDSA-10008/10 (3SACDハイブリッド) 7,755円(税込)]
テンシュテット最晩年の伝説的なライヴ2曲が世界初SACD化!筆舌に尽くし難いまでの壮絶で圧倒的な演奏が遂に高音質化。初出時のオリジナル形態の3枚組で最新復刻!デジタル録音のSACD化企画第2弾!新規解説付
静養のためロンドン・フィルの音楽監督を辞任し桂冠指揮者として活動していたテンシュテットの最晩年に当たる1991年の「悲劇的」と、最後の演奏&録音となった1993年の「夜の歌」の旧EMI音源の各ライヴを、CDリリース時のオリジナル形態を踏襲し初SACDとして最新復刻!ロンドン・フィルとの数々のマーラー演奏の総決算的意味合いも含めた最終回答かつ、壮絶な記録として歴史に刻まれた演奏です。常に全力で演奏に対峙したテンシュテットの最終期の演奏を、最新のマスタリングを行い再構築!今回の発売のために、本国のデジタルマスターから新規でSACD化を行いました。SACD層、CD層別々にマスタリング。新規解説付。
※ 世界初SACD化
※ SACDハイブリッド盤
※ マルチケース仕様
※ 2024年最新マスタリング音源使用(本国のデジタルマスターから新規でSACD化。SACD層、CD層別々にマスタリング)
※ マスタリング・エンジニア:藤田厚生氏
※ オリジナル・ジャケット・デザイン使用
※ 解説:鈴木 敦史氏(新規解説) 、解説書合計8ページ
【収録曲】
<DISC1>
1. グスタフ・マーラー:交響曲 第6番 イ短調 「悲劇的」 第Ⅰ-Ⅲ楽章
<DISC2>
1. 同 第Ⅳ楽章
2. グスタフ・マーラー:交響曲 第7番 ホ短調 「夜の歌」 第Ⅰ楽章
<DISC3>
2. 同 第Ⅱ-Ⅴ楽章
【演奏】
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
クラウス・テンシュテット(指揮)
【録音】
4 & 7 November 1991(No.6), 14 & 15 May 1993(No.7) [Live recording] Royal Festival Hall, London
【Original Recordings】
Producer: David Groves、 Balance Engineers: Keith Wilson(No.6), Liz Rorison & Paul Read(No.7)
【原盤レーベル】
Warner Classics(旧EMI)
カテゴリ : タワーレコード オリジナル企画 タワー限定 ニューリリース | タグ : 高音質(クラシック) SACDハイブリッド(クラシック) GUSTAV MAHLER
掲載: 2024年06月27日 12:00
更新: 2024年07月22日 16:00