クリスティーナ・プルハー&ラルペッジャータ 『トーレ・デル・オロ』 2026年4月17日発売

セビリアの「黄金の塔」から新世界へ。16世紀のスペイン古楽と中南米の躍動するリズムが、時空を超えて溶け合う。ラルペッジャータが贈る、大西洋を渡るガレオン船のようにドラマチックで官能的な音楽の航海記。
輸入盤CD
■作品詳細
セビリアのグアダルキビル川を見下ろす12角形の「黄金の塔(ラ・トレ・デル・オロ)」にちなんで名付けられた本作は、クリスティーナ・プルハー率いるアンサンブル、ラルペッジャータによる、スペインと中南米(メキシコ、ベネズエラ、アルゼンチン、チリ)の間を流れる音楽の潮流を辿り、それらを融合させています。1500年代を起点とし、現代へと至る魅惑的な旅を描き出します。
このアルバムには、作曲家による作品と民俗音楽(フォルクローレ)の両方が収められています。南米の民俗音楽では、スペインの「黄金時代」に持ち込まれた楽器が今もしばしば使われています。ルネサンスからバロック期にかけて、黄金の塔は南米航路を行き交うガレオン船の発着港であるセビリアの象徴となりました。ローマ時代に台頭し、中世にはアル=アンダルス(イスラム統治下のスペイン)の主要都市として栄えたセビリアは、時のアルモハド総督が川沿いにこの塔を建てた時代から、重要な文化的「人種のるつぼ」であり続けてきました。
『La Torre del Oro』には、歌手のセリーヌ・シェーン、ルチアナ・マンチーニ、ヴィンチェンツォ・カペッツートが参加。クリスティーナ・プルハーのテオルボを筆頭に、ラルペッジャータの13人の奏者が脇を固めます。使用楽器は多岐にわたり、バロック・ギターやハープをはじめ、ベネズエラのクアトロ(4弦のギター)やハープ、コルネット、チェンバロ、アコーディオン、そしてマラカスまでもが登場します。
また、アルバムのメインとなっているのは、革新的なスペインの作曲家アロンソ・ムダーラ(1510-1580)の作品です。それらが、スペインと中南米の両方に伝わるハカラ、ファンダンゴ、フォリア、カナリオ、チャッコーナ、さらにはベネズエラのホローポやパハリージョといった舞曲など、スペインと南米の様々な時代の作曲家作品も織り交ぜられています。
(ワーナーミュージック)
■収録曲
ベネズエラ伝承曲:Guayabo Zarandeao (グアヤボ・サランデアオ)
ベネズエラ伝承曲/アロンソ・ムダーラ:Cumaná 500 años (クマナの500年)
イルダ・エレーラ:La Diablera (Zamba) (ラ・ディアブレラ:サンバ)
アグスティン・リバス:Yo vengo regando flores (私は花を撒きながらやってくる)
ベネズエラ伝承曲:Que me entierren en un Arpa (ハープの中に葬ってくれ)
メキシコ伝承曲:La Sirena (人魚)
メキシコ伝承曲:La Martiniana (ラ・マルティニアーナ)
メキシコ伝承曲:El Coco (エル・ココ)
ビオレタ・パラ:La Lavandera (洗濯女)
イグナシオ・フィゲレド:El Gavilán (鷹)
サンティアゴ・デ・ムルシア:Fandango (ファンダンゴ)
アロンソ・ムダーラ:Claros y frescos rios (清らかで涼しい川よ)
メキシコ伝承曲:La Petenera (ラ・ペテネーラ)
アロンソ・ムダーラ:La mañana de Sant Juan (聖ヨハネの朝)
レイナルド・アルマス:El Indio (インディオ)
アロンソ・ムダーラ:Si me llaman (もし私を呼ぶのなら)
ベネズエラ伝承曲:Pajarito en Sol (ト長調の小鳥)
シモン・ディアス:Tonada de Luna Llena (満月のトナーダ)
【演奏】
クリスティーナ・プルハー(指揮、テオルボ)
ラルペッジャータ(古楽アンサンブル、アレンジ)
セリーヌ・シェーン(ソプラノ)
ルシアーナ・マンチーニ(メゾ・ソプラノ)
ヴィンチェンツォ・カペッツート(カウンターテナー)
マヌエル・A・サンチェス(ヴォーカル、クアトロ[4弦の小型ギター])
【録音】
2025年6月16-21日、フランス、サン・ミシェル・アン・ティエラッシュ修道院
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カテゴリ : ニューリリース
掲載: 2026年02月13日 15:30