『激ロック』スペシャルコーナー【9月レコメンドアイテム】
掲載: 2026年09月29日 12:38

MARILYN MANSON / 『One Assassination Under God - Chapter 2』
GENRE : INDUSTRIAL ROCK, ALTERNATIVE ROCK大絶賛の前作“Chapter 1”から連なる
MARILYN MANSON約2年ぶりの新作
インダストリアル・ロック、ゴシック・ロックの革命児にして、スキャンダラスなロック・アイコン、MARILYN MANSONが約2年ぶりの新作をリリース。“Chapter 2”とタイトルにある通り、完成度が高いと各所から絶賛された前作から連なるアルバムだ。“Chapter 1”に引き続き、古き良きMARILYN MANSONの背徳的耽美性と荒々しさが目立つ一方で、時を経て研ぎ澄まされた、グラム・ロックにも通ずるダークなポップネスが全編にわたり輝いている。重厚感はあるが、装飾的になりすぎないサウンドメイキングで、より深くテーマや世界観に惹き込まれる。シンプルに洗練され、時代に流されず貫いたMARILYN MANSONワールドに圧倒される作品。
山本 真由【ライター推薦】
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MASTODON / 『Marrow Deep』
GENRE : PROGRESSIVE METAL, SLUDGE METAL悲劇と向き合い、新たなメンバーと共に生み出した
MASTODONの未来を占う最新作!
MASTODONは過去作においても個人的な痛みや経験を反映させてきたが、通算9枚目となる本作はオリジナル・メンバー Brent Hinds(Gt/Vo)の解雇と突然の事故死、そしてBrann Dailor(Dr/Vo)の実母の死という痛ましい現実に触発されて制作された作品である。当然ながらHindsの不在は音楽面においても感じ取れるのは事実だが、新メンバーの加入で5人組となった彼等にとって、本作は喪失と再生の音でもある。初期の生々しいアグレッシヴなアプローチと培ってきた洗練とが同居し、効果的に使われるシンセ・サウンドがもたらす幽玄なプログレの要素もバランス良く溶け込んでいる印象だ。豪華なゲスト陣の参加もバンドの新たな第一歩に華を添えている。
井上 光一【ライター推薦】
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IN THIS MOMENT / 『Witch』
GENRE : INDUSTRIAL METAL, GOTHIC METAL, ALTERNATIVE METAL麗しき魔女 Maria Brink率いるIN THIS MOMENT
レーベル移籍後初となるニュー・アルバムをリリース!
魔女と聖母の両面を表現する歌声と、カリスマチックな存在感でリスナーを魅了し続けるシンガー、Maria Brinkを擁するIN THIS MOMENTによる最新作。通算9枚目となる本作は、彼女たちが追求してきたシアトリカルでダーク、妖艶且つドラマチックなヘヴィネスをさらに進化させ、幅広い音楽性を網羅しながらもぶれることのないIN THIS MOMENTならではの世界を味わえる全11曲が収められており、今の彼女たちの充実したクリエイティヴィティが感じ取れるというものだろう。THE POLICEやPINK FLOYD、NINE INCH NAILSの楽曲を独自の解釈でカバー、アルバム全体的を貫くムードを崩さず自らのものとしている点にも注目されたい。
井上 光一【ライター推薦】
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BEARTOOTH / 『Pure Ecstasy』
GENRE : METALCORE苦悩と破壊、そして開放のカタルシス――
BEARTOOTH、“新章開幕”を宣言する6thアルバム!
このパッション溢れる6枚目のアルバムは、BEARTOOTHにとって“新章開幕”を高らかに宣言するような作品だ。ゲイであることを公表し、ルックスもイメチェンしたフロントマン Caleb Shomoの内面の複雑性や全てを解き放ったような自由な表現が心に刺さる。各楽曲のサウンドも、ヘヴィな部分はよりアグレッシヴに迫力を増し、エモーショナルでポップな部分は突き抜けてダンサブルに開放的に、どこを切ってもライヴで盛り上がりそうな仕上がりだ。特に、シングル・カットされた「Free」はシャウトがどこまでも気持ち良い、ヘヴィ且つエモーショナルな今作のダイナミクスが凝縮されたような楽曲だ。苦悩と破壊、そして開放のカタルシスに浸れる作品。
山本 真由【ライター推薦】
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CATCH YOUR BREATH / 『Not Broken Enough』
GENRE : POST-HARDCORESpotifyリスナー240万人超の気鋭バンド
シーンの注目株たる所以発揮した2ndアルバム
Spotifyで240万人以上のリスナー数を獲得する等ソーシャル・メディアで人気を博し、今年2026年には初来日も果たしたUSテキサス出身の気鋭バンドによる2ndアルバム。美しいメロディとドラマチックでメタリックなポストハードコアを主体とした音楽性で話題を呼んでいた彼等だが、本作ではそれらをさらに研ぎ澄ませたサウンドを展開している。ブレイクダウンとスクリームが存在感を放つTrack.3「Blood Money」のような力強い楽曲を収録しつつ、オルタナティヴ系SSWのKami Kehoeをゲストに迎えたTrack.10「[Gen]inside」では新境地も提示。作品を締めくくるTrack.11「Hollow Dreams」もエモーショナルで、シーンの注目株たる所以を遺憾なく発揮している。
菅谷 透【ライター推薦】
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HOLDING ABSENCE / 『Modern Life Is Lonely』
GENRE : POST-HARDCORE激情エモ・メロディにR&B的グルーヴが加わった
ウェールズのポストハードコア・バンド、挑戦の一枚
ウェールズのポストハードコア・バンド HOLDING ABSENCEの4thアルバム。今作は、デビュー作から3作品リリースした古巣を離れ、Sumerian Recordsと契約して初のアルバムということもあってか、先進的な挑戦も見られる一枚となった。持ち前の激情エモ・メロディに、R&B的なグルーヴも随所に加わり、エレクトロ・ミュージックとヘヴィネスのバランスが絶妙な仕上がりに。もともと激しさだけでなく、ドラマチックな楽曲展開や演出を得意としていた彼等の音楽性が、さらに広がりを持ってスケールアップした印象だ。迫力のあるヴォーカルも際立つ、重厚感のあるバンド・アンサンブル、特にドラムのパワフルながらテクニカルな表現は、聴き応えがある。
山本 真由【ライター推薦】
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【激ロック】
ラウドミュージックに特化したフリー・マガジン、ポータル・サイトの運営、そして国内外のバンドを招聘してのライヴ・イベント、25年間続くROCK DJパーティーの企画、運営を行っている。さらには渋谷/新宿/下北沢に位置する「Music Bar ROCKAHOLIC」、また渋谷にあるロック・ファッション・ショップ&通販サイト「GEKIROCK CLOTHING」の運営等、クロスメディアを超えたクロスカルチャー展開をシーンに仕掛けるラウドミュージック専門のクリエイティヴ集団である。
