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インタビュー

ジムのカラオケ大作戦!!──そのポップス・ルーツをカラオケに探る!

 カラオケに関していえば、ジムは本気、というか強気でさえある。 噂によるとステージ以上にのびのびとして、その歌声は驚くほどの艶やかさだったとか。 で、今回、直接本人に訊けば

「カラオケ大好き!僕はマイクを奪ってテーブルに飛び乗るんだ。 そして部屋中暴れ回る。これまでマイクを何本壊したことか」

とのこと。 ならば!彼のレパートリーをチェックすることで、その異常な音楽知識に隠された秘かな愛情を探ってみよう!!

まずはクイーンの〈ボヘミアン・ラプソディー〉。この難易度の高いナンバーを、くるりの岸田繁とデュエットしたとの情報あり。 同じくハイトーン・ヴォイスではアース・ウィンド&ファイア〈セプテンバー〉。 おそらくエアロビ・ダンス付き。ちょっとクサイところではネーナ〈ロックバルーンは99〉やスターシップ〈シスコはロック・シティー〉なんかも。 とくに前者は「読み方知ってるし、なによりウケるから」という理由でドイツ語ヴァージョンをチョイス。 わかりやすいのはカーペンターズ〈遙かなる影〉。『Eureka』でもバカラックの曲はやってました。 ポイントとして、ジムは〈Close To You~〉というサビのYouをMeに変えて歌うとのこと。見たいね~、その時のツラ。 そして、なんといってもマキシマム・フェイヴァリットがブルース・スプリングスティーン〈明日なき暴走〉!

「この前、日本でカラオケした時に、歌詞の内容に合わせて、女の子の前に跪いてこの歌を歌ったんだ。 そしたらみんな、〈そういう手もあったか!〉って驚いてたみたいだったね」。

──というか、そりゃ誰だって退きます。とはいえこのボスへの深い愛情が新作のロック化への遠い引き金となったのかどうか……う~ん。

ジムのカラオケ・レパートリーを収録したアルバムを紹介。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2002年04月18日 17:00

更新: 2003年03月07日 18:56

ソース: 『bounce』 226号(2001/10/25)

文/村尾 泰郎

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