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インタビュー

7年間に渡る、フー・ファイターズ・ロックンロール・ショウ!!

Foo Fighters
Roswell/Capitol(1995)
唄と演奏=デイヴ・グロール。ニルヴァーナのドラムスが最前線に出てきた衝撃たるや!! “I'll Stick Around”が聴く者の動脈をビクリと律動させるのは、荒々しい音作りのせいでもあり、このバンドが生まれた因果を匂わせるからでもある。ハードな曲はもちろんのこと、簡素な佇まいの“Big Me”に強く惹きつけられて。

The Colour And The Shape
Capitol(1997)
前作から2年、幾多のライヴを経て産み落とされたアルバム。しかしドラムスの途中脱退により、結局はデイヴがほとんどを叩いたのだから、楽団を維持するとは難しきことなり。それでも、〈もはや俺らはワンマン・ユニットではないぞ〉とばかりにじっくり練り込まれた楽曲の連打。“Monkey Wrench”が眩しい輝きを放つ。

There Is Nothing Left To Lose
RCA(1999)
パット・スメアも後任のギタリストも去った3枚目、さらにはレーベル移籍。こんな状況ながら、音は着実に安定に向かっているのは流石。冒頭の激歪ギターに胸が躍るも、全体としてはポップな仕上がり。しかし、軟弱さは微塵もなく、太く温かい響きに満ちている。新章の始まりを告げた力作。タイトルも意味深長。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2002年10月31日 16:00

更新: 2003年02月13日 12:12

ソース: 『bounce』 237号(2002/10/25)

文/岩田真也