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インタビュー

DIE 4 SINGING A LONG!!

「〈シンガロング、シンガロング〉ってよく聞くけど、ソレって一体なんなのさ?」なんてキミに捧げるこのコーナー。英語だと〈Sing A Long〉と表記するワケで、歌えるパートが長く熱いコーラスを持つ曲、要はみんなで大合唱できるような曲を表現するときに〈シンガロング〉なんて言ってみちゃったりするワケだ! 特に定義はないけど、初期パンクならダムドよりはクラッシュのほうが当てはまるし、ビジネスやコックニー・リジェクツなどのOiバンドがそうなのは言うまでもナシ! パンク以外のフットボール応援歌だって、ありゃ~ズバリ言ってシンガロングだ!……ってコトで、ここではそんな元気はつらつシンガロングなパンク名盤4作をお見舞いするぜ!! 元気があればなんでもできる!!

FAST CARS
『Coming...Ready Or Not!』
Detour(2001)
いきなりパワー・ポップかよ? なんて言われそうだが、唱えるサビやコーラスに溢れているんだからノー問題! 理屈抜きで唱って踊りたくなる衝動には、カテゴリーもなにも関係ナシ! 本当はトイ・ドールズにしようか、迷ったんだけど(笑)。“Kids Just Wanna Dance”最高!!

7 SECONDS
『The Crew』
Better Youth Organization(1984)
とにかく速くてウルトラ・ポップな曲調と〈ウォウウォウ〉系コーラスが融合して産み出される7セコンズ節は、USハードコア勢のなかでもズバ抜けてシンガロングな代物! いまのところ最新の99年作『Good To Go』も大合唱の嵐だけど、基本はこの1作目だ!!


THE ADICTS
『Songs Of Praise』
Fall Out(1981)
本誌でもお馴染み(だろ?)なドルーグたちの1作目! 映像作品「UK/DK」(祝DVD化!)の映像でも知られる“Viva La Revolution”を筆頭に、キャッチーなメロに〈アイアイ・オウオウ〉などの意味不明 but わかりやすい歌詞を乗せた曲たちは、言葉の壁も飛び越えて唱いまくれるぜ! VIVA!!


COCK SPARRER
『Shock Troops』
Captain Oi(1982)
トドメはコレ! 海外の〈Holidays In The Sun〉出演時には、何千何万ものパンクス&スキンズの一致団結大合唱を呼び起こすという彼らの楽曲を聴けば、正真正銘の〈シンガロング〉がわかる! “England Belongs To Me”をはじめ、死ぬまでDIE合唱したいDIE名曲がビッシビシ吹き荒れるDIE名盤な2作目!! コレで決まり!!

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2003年06月05日 15:00

更新: 2003年06月05日 18:46

ソース: 『bounce』 243号(2003/5/25)

文/ヤマダナオヒロ