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インタビュー

Zのあゆみを高速リワインド

キングギドラ 『空からの力』 Pヴァイン(1995) 同時代のNYモノを志向したトラックの半数はZEEBRA製で、いま聴けば韻にこだわったタイトでスクエアなフロウやダークな嗄れ声の若さ、全体のロウな耳触りに驚くかも知れんがコレが金字塔だ。

ZEEBRA 『THE RHYME ANIMAL』 FUTURE SHOCK/ポリスター(1998) モホークス“Champ”使いで勇ましく突っ走る“I'm Still NO.1”の勢いそのままに、リリシズム漲る“未来への鍵”で泣かせ、“Pa-rteechecka”はいまも夜遊びの味方なのだ。

ZEEBRA 『BASED ON A TRUE STORY』 FUTURE SHOCK/ポリスター(2000) 飾らずバウンシーなビートと、ぶっきらぼうでラフなライミングを説得力十分にピンポイントで突き刺す、ライヴ感を漲らせた勝負作、のはずが余裕すら感じさせるのが凄い。

キングギドラ 『最終兵器』 Def-STAR(2002) 再会そのものの意味よりも、いま存在する意義を見せつけるべく、メッセージ性を強めた内容……ではあるが軽口とパーティー感を付加し忘れないZEEBRAはソロの時よりもヤンチャな感じ?

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2003年09月25日 17:00

更新: 2003年10月02日 18:44

ソース: 『bounce』 247号(2003/9/25)

文/出嶌 孝次