More! フェイス・ノー・モア
フェイス・ノー・モアは82年にサンフランシスコで結成されており、98年の解散までに7タイトルのアルバムを発表しています。優れたハード・ロック/ヘヴィメタル・バンドが備える演奏力を持ちながら、決してそれらには属さないバンドでした。そして彼らの評価を決定的にしたのが、ヴォーカリスト、マイク・パットンの加入。ステージ上での飲尿ほか数々の奇行。類い希なヴォーカル・センスはときにフランク・シナトラ、ときにフレディ・マーキュリーを彷彿とさせるものでした。この艶やかなヴォーカルが、インキュバスのブレンダン・ボイドと重なる部分。そして、マイクの創作意欲は留まることを知らず、ソロ作品はもちろん自身のユニットであるミスター・バングルなど、あらゆる方面で大爆発! いったいいくつの名義があるのか見当もつきません。最近も自身のレーベル、イペキャックからファントマス名義で作品を発表しております。
▼フェイス・ノー・モア関連作品を紹介
ミスター・バングルの95年作『Disco Volante』(Warner Bros.)
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カテゴリ : インタビューファイル
掲載: 2004年03月04日 13:00
更新: 2004年03月11日 20:15
ソース: 『bounce』 251号(2004/2/25)
文/bounce編集部