インタビュー

スクービードゥー

夏雲のように眩しい快作を完成させた〈ファンキー4〉! 多彩なポップ・サウンドが凝縮された『Beautiful Days』が、とびきり暑い夏を連れてきた!!


 夏のスタンダードといえばサザンオールスターズ? もしくは山下達郎? それとも……。とにかく、夏になると思い出したように棚から引っ張り出してくるCDもしくはレコードが、僕にはある。たぶんあなたにもある。夏だけしか聴かない音楽、なんて言うと悲しいけれど、何年も聴いていない多くのCDが部屋のどこかにしまい込まれて眠っていることを考えれば、毎年かならず引っ張り出される作品は幸せだ。そしてそういった作品には、夏のスタンダードと言いつつも、夏を重ねていくうちに〈永遠のスタンダード〉となっていくという、さらなる幸福が待っていたりする。

 スクービードゥーのニュー・アルバム『Beautiful Days』は、どうやら僕にとって夏のスタンダードになりそうだ。うだるような暑さで正気を失いそうな頭ん中をさらに狂わせてくれるホットなグルーヴ、開放的になった心の琴線を刺激するメロウなナンバー……すでに心酔させられっぱなし。さて、彼らには何の話から訊こうか。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2004年07月29日 12:00

更新: 2004年08月19日 23:51

ソース: 『bounce』 256号(2004/7/25)

文/久保田 泰平