アルバム作品で振り返るロニ・サイズの挑戦的なヒストリー
RONI SIZE REPRAZENT 『New Forms』 Talkin' Loud(1997) ドラムンベース史に燦然と輝く屈指の名作! ロニ、クラスト、ダイ、サヴ、ダイナマイト、オナリーのコレクティヴが生み出す、テクノロジーと有機的サウンドの完璧な融合。“Watching Window”“Brown Paper Bag”などフロアを熱狂させたヒット満載!(青木)
RONI SIZE REPRAZENT 『In The Mode』 Talkin' Loud(2000) メソッド・マンやザック・デ・ラ・ロチャら多彩なゲストを招いたこともあってか、ビート・パターンも多様に進化。なかでもUS南部のバウンスにも通じるトラックでダイナマイトの適応力までも示したハイブリッド・チューン“Who Told You”が白眉!(轟)
VARIOUS ARTISTS 『Full Cycle Live』 Full Cycle(2002) 2001年11月、地元ブリストルの〈Level〉におけるセットの模様を収めたライヴ・アルバム。クラスト、ダイ、サヴも交えたフル・メンバーで挑む怒濤の展開が凄まじく、ダイナマイトの熱いコントローラーぶりも光る。ハードなフル・サイクル・ヒットの連打に次ぐ連打!(轟)
BREAKBEAT ERA 『Ultra-Obscene』 1500/XL(1999) ロニ&ダイの変名ユニットであるスコーピオの“Breakbeat Era”が発展したプロジェクト=ブレイクビート・エラ唯一のアルバム。レニー・ロウズをフィーチャーした“Bullitproof”などの幻想的な歌モノもいいし、ロッキッシュな荒ぶりチューンにも血が滾る一枚。(轟)
VARIOUS ARTISTS 『Through The Eyes Presented By Roni Size』 Full Cycle(2000) ロニがクラストやダイらフル・サイクル・クルーのキラー・トラックをノンストップ・ミックス! 催眠術をかけるかのように紡ぎ出されるミニマル・グルーヴにトランスを誘発される危険な一枚! 一度聴いたらなかなか抜け出せませんよ!(青木)
RONI SIZE 『Touching Down』 Full Cycle(2002) ソロ名義では初となるオリジナル・アルバム。ノンストップ仕様の本作は、早めのピッチで次々とミニマルなハードコア・トラックが流れていく100%フロア仕様。楽曲単位、アルバム全体の流れ共に素晴らしい出来! 大ヒット・シングル“Snapshot”の〈Part 3〉も収録!(青木)
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カテゴリ : インタビューファイル
掲載: 2004年10月28日 12:00
更新: 2004年10月28日 17:57
ソース: 『bounce』 259号(2004/10/25)
文/青木 正之、轟 ひろみ