サンボマスターが歩んできた表街道&獣道を散策!!
~表街道編~
ヴォーカルの山口とは真夜中によく電話でいろんな音楽の話をした。深夜に2時間も3時間も自分たちにとって美しいと思う音楽の話。そこにてよく登場したのは、RCや遠藤賢司もさることながら、ダニー・ハサウェイだったり、マーヴィン・ゲイだったり、サム・クックだったり、カーティス・メイフィールドだったりするような黒人音楽の偉大なる大先輩たち。そういったミュージシャンのレコードを山口は大事に大事に聴いていて、オイラも実はそういった人たちが大好きだったりするので、話は尽きず、延々と朝まで酒を飲みながら(オイラが一方的に)、電話で語り合ったものである。気持ち悪っ(笑)。
だから、サンボマスターというバンドは一般的にはどう思われているか知らないが、オイラは実はとってもオシャレなバンドだと思っている。そう、サンボマスターは温かくて、そしてクールなバンド。そして、音楽に対して非常に誠実で真剣なバンド、ってホメ過ぎかな(笑)。
▼文中に登場した作品を一部紹介
~獣道編~
サンボマスターと出会ったキッカケは、実はナント、インディー・パンク業界のカリスマ、オイラも敬愛するQP-CRAZYのクレイジーSKBからの紹介であった。サンボマスターは美しい日本語とメロディーで己の魂(ソウル)を爆発させるバンドではあるが、オイラは彼らをパンク・バンドでもあると思っている。
初めて彼らのライヴを観たときはMOGA THE \5とBloodthirsty Butchersを思い出したくらい。メジャー・デビュー前の彼らとオイラはよく一緒にライヴをやっていて、どんなバンドと一緒にやりたいかという話になると必ずthe原爆オナニーズ、怒髪天、eastern youthなんていう名前からTheピーズ、氣志團、GOING STEADY、ガガガSP、なんていう名前が飛び出した。元々、〈殺害サミット〉(クレイジーSKB主催イヴェント)に出たかったというのが、何よりも、彼らがパンク・バンドであるということを物語っている。懐かしい話ではあるが(笑)。
▼文中に登場した作品を一部紹介
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