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インタビュー

『Reality Check』に抜擢されたローカルの俊英たち

 全国区のヒット・プロデューサーも何組か迎えた『Reality Check』ではあるが、そのサウンド的なキモはここ数年で力を蓄えてきた地元クリエイターたちの生み出すビートにこそある。ここではそうしたローカル職人たちについて簡単に紹介しておこう。まず、今回のメイン・プロデューサー的な役割を担うシニスタは、BGやソウルジャ・スリムらの大物を手掛けて地元ではすでによく知られているバウンス請負人だ。そのシニスタと共に“Get Ya Hustle On”をプロデュースしているのは、マスター・PやC・マーダーなどノー・リミット仕事でも名を馳せたXL(かの“Nolia Clap”も彼の仕事だ)。一方、“Animal”ではキャッシュ・マネー時代の盟友マニー・フレッシュと待望のリユニオンを果たし、同じく元キャッシュ・マネー組のストーミー・デイも2曲で迎えられている。さらにはチョッパやマジックに提供したビートも鮮烈だったペリオンことジェローム・ハンターも参加……と、ここまで前に出た地元色もジュヴィの〈リアリティー〉を体現する大切な要素なのだ。

▼文中に登場したアーティストの作品を一部紹介。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2006年04月20日 17:00

更新: 2006年04月27日 19:46

ソース: 『bounce』 274号(2006/3/25)

文/狛犬