インタビュー

中納良恵が語る、シンプルで質感重視のオススメ盤

 「ステレオラブは旅先で教えてもらって。それまで全然知らなかったんですけど、すごくいいなぁ、と。ロックやし、ジャズやし、歌やコーラスも押しつけがましくないというか……。無駄なものがまったくないのに、音としてはちゃんと詰まってて、音の質感も最高にいい。〈こういうさらっとしたヴォーカルの曲があってもいいんちゃう?〉って、森くんも言ってました。ベッドはレコーディングが始まる前とかによく聴いたアルバム。音数が少なくて、一瞬フリーキーな感じも匂わすんですけど、音の質感がやさしくって、ちょっとジャムっぽい感じもある。尖ってはいないけれど、オシャレですね。緻密なことをやっているからこそ、そう聞こえるんじゃないかな」。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2006年05月25日 21:00

更新: 2006年06月01日 22:09

ソース: 『bounce』 276号(2006/5/25)

文/編集部