インタビュー

エゴ・ラッピン

結成10周年を迎えたEGO-WRAPPIN'の新作は、これまで積み上げてきた音の実験を集大成した充実作!
初夏の青空のように爽やかな音世界の秘密とは?


 〈紙吹雪 黒いチュチュ/足元は銀ラメのシューズ/(中略)/暗がりを真っ逆さま/拡がるよ オーガンジーのスカート/息を呑み 酔わされて/解き放つ/すべてのライン〉(“天国と白いピエロ”より)

「歌で泳いでいたい」と、ヴォーカルの中納良恵は言う。その言葉どおり、ここ数年の彼らのライヴは、カラフルに変化するサウンドとシンクロするように、歌声のみならずステージの上で踊ったり表情を豊かに変えたりと、全身を使って曲の持つ世界を表現している。EGO-WRAPPIN'は、まるで水中バレエのように音の海を自由に泳ぎ、舞う。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2006年05月25日 21:00

更新: 2006年06月01日 22:09

ソース: 『bounce』 276号(2006/5/25)

文/宮内 健