インタビュー

森雅樹が語る、尊敬すべきギタリストによる私的名盤

 「アル・アンダーソンはNRBQのギターの人。素朴なところがお気に入りで、よく家で聴きます。アメリカのルーツ音楽をこよなく愛するギタリストの一人だと思うんですけど、その愛情みたいな部分が特に……ギターと言う共通点もあって、音色やストロークにそういうあったかい愛情を感じるんです。もう1枚はちょっと毒のあるJOKERS。シンプルなロックンロールですけど、そのなかにヒロシNar(ギター)のソロ的な部分があって、そこでムチャクチャになるんです。でもそのムチャクチャ加減がムチャクチャいいんですよ。説得力のあるムチャクチャさ、というか……。そんなギターの歌の部分を聴いていたら、自分も〈ここまでやってええんや〉って、すごく慰められます(笑)」。
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掲載: 2006年05月25日 21:00

更新: 2006年06月01日 22:09

ソース: 『bounce』 276号(2006/5/25)

文/編集部