インタビュー

八面六臂なビッグ・ボーイのソロ・ワークス!!

 ドッグ・ブリーダーという微妙なビジネス(ラッパーの顧客も多数とか)を手掛け、どちらかというとやや地味めな印象もあったビッグ・ボーイだが、『Speakerboxxx/The Love Below』以降の動きは実に活発だ。ブルック・ヴァレンタインやアース・ウィンド&ファイア、オマリオンらの楽曲にラップで客演する一方で、アンドレの後を追うように本格的にプロデュース業にも参入。ジェニファー・ロペスの“Still Around”、サンタナの“My Man”などを手掛け、スライ&ザ・ファミリー・ストーンのトリビュート盤でも2曲を制作するなど、世代や性別を問わない万能型の対応を見せている。さらに2005年には自身のレーベル=パープル・リボンを設立。レーベル・コンピのリリースに続いては白人ラッパーのババ・スパークスを招き入れるなど、今後も精力的な活動が期待される。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2006年09月14日 23:00

更新: 2006年09月28日 22:38

ソース: 『bounce』 279号(2006/8/25)

文/高橋 荒太郎

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