Akon(3)
P.A. 『My Life, Your Entertainment』 Dreamworks(2000)
T.I.らを発掘したアトランタの重要アクトなのだが、本作中の“U Got We Got”には、いまが旬のポロウ・ダ・ドンらと共にエイコンが登場! 曲の終盤であのヨレた歌声が確認できる。
QUE BO GOLD 『Red Clay』 Universal(2001)
これもATL産で、ファンキーな“Lil Buddy”とすでに完成した哀愁マナーを披露する“This Boy Here”の2曲をエイコンが制作。客演した“Sit Down Here”では珍しく高速ラップにもトライ!
COREY 『I'm Just Corey』 Motown(2002)
ATL産キッズ・シンガーの評価され損ねた佳作。シャキール・オニールも参加した翳りのあるポップ・バウンス“MVP”をアリアウネ“エイコン”チアムの名でプロデュースしている。
LOON 『Loon』 Bad Boy/Universal(2003)
声出しはないが、パーカッションを効かせた簡素なループを用いて“Like A Movie”をプロデュース。この後ビギーやブラック・ロブなどバッド・ボーイ勢との仕事を増やすきっかけにもなった。
VARIOUS ARTISTS 『Riddim Driven : Fiesta』 VP(2003)
ビーニ・マン&ミス・シング“Dude”で知られる、デイヴ・ケリー製人気リディムのワンウェイ。エイコンの“Gunshot”は後にシズラやシャバ・ランクスらとの合体版も登場した。
THE BEATNUTS 『Milk Me』 Penalty(2004)
クラップを効かせたダンスホール味の濃厚トラックを提供して、“Find Us(In The Back Of The Club)”をプロデュース。いろんなミルクが迸りそうな、興奮度の高いフロア・チューンだ。
RIC-A-CHE 『Lack Of Communication』 SRC/Universal(2004)
デトロイトから登場したトコナメ声のMCで、SRCのレーベルメイトでもあったリカシェ。“So Cold”ではエイコンがやや控えめながらメロディアスな歌を添えている。
BABY BASH 『Super Saucy』 Universal(2005)
フランキーJが歌った前作からのヒット“Suga Suga”を意識したのか、エイコン制作の“Baby I'm Back”ではいつもより青臭い彼の歌が楽しめる。もう1曲、“No Way Jose”もプロデュース。
BRIAN McKNIGHT 『Gemini』 Motown(2005)
何気に早耳なブライアンに招かれ、ジュヴィナイル&スキップのえげつないラップも交えた“Watcha Gonna Do?”に客演。スマートさと泥臭さが意外なほどの好マッチングを演出!
カテゴリ : インタビューファイル
掲載: 2006年12月14日 21:00
更新: 2006年12月21日 23:25
ソース: 『bounce』 282号(2006/11/25)
文/高橋 芳朗