インタビュー

誰もが気になる彼のレコードバッグの中身をチラっと拝見~!

 縦横無尽なセレクションで観客を湧かせてきたdj KENTARO。ここではそんな彼が常にレコードバッグに忍ばせているというお気に入り盤を、本人のコメントと共に紹介していきましょう。

 まずは、コールドカット“Everything Is Under Contro”のリミックスで話題沸騰中のケミスツ“Iron Shirt”。「数あるヴァージョンでもこれがいちばん良い」とKENTAROが唸るのも納得の、とってもハードなジャングル・チューンに仕上がっています。同じくドラムンベース畑から、「かなり広い空間へと持っていってくれる曲。この前ロンドンでサイロからゲットしてきました。ハマリ中」というフューチャーバウンドとサイロのコンビが放った“The Edge”。お次は、「ロンドンで3ポンドで購入。84年物!」なグランドミキサーDSTがリミックスしたハービー・ハンコック“Rockit”。節操ないカットアップがかなりスリリングですよ! 続いてのスヌープ犬“Who Am I(What's My Name)?”は、「これがオリジナル・ブリープ!?」とリリースから15年経った現在でもブッ飛ばされ続けている曲だそう。また、ゼロdBのメンバーを擁するユニットが映画「トラフィック ぼくの伯父さん」のテーマ曲をリメイクした“Traffic”には、「ナイス!」と一言。そして最後に飛び出したのは、やはり自身のファースト・アルバム『ENTER』でした! 「これから確実にレコードバッグに入り、常にいっしょになることでしょう」。お後がよろしいようで……。
▼関連盤を紹介。


フューチャーバウンドのミックスCD『New Generation Mix CD:Mixed By Futurebound』(Infrared)


“Traffic”を収録したミックスCD『Cinemix Mixed By Dj Oof』(Universal France)

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2007年03月08日 15:00

更新: 2007年03月08日 19:23

ソース: 『bounce』 284号(2007/2/25)

文/山西 絵美

記事ナビ