枠に縛られない活動で華麗なるステップを踏んできた彼ら。その足取りを一気におさらい! その1
KARA'S FLOWERS 『The Fourth World』 Reprise(1997)
マルーン5のオリジナル・メンバーからジェイムズ・ヴァレンタインを引いた4人組で、97年にデビュー→大学進学のために即解散したバンド。ロジャー・マニングJrやデヴィッド・キャンベル(ベック父)が参加するなど、本作でもおぼっちゃま感はひしひしと。しかし、ここで聴けるウィーザー直球のサウンドは、いまの彼らから想像つかないモノかも!?
MAROON5 『Songs About Jane』 Octone(2002)
記念すべきデビュー作にして、全世界で1,000万枚以上のセールスを記録したモンスター・アルバム。キャッチーなメロディーも素晴らしいが、何より強烈なグルーヴが最高にクール! シングル曲(“This Love”や“Sunday Morning”)は、ロック好きよりもむしろクラブ・キッズから熱烈に支持された。
SPIDERMAN 2 『Soundtrack』 Epic(2004)
大人気シリーズのサントラに未発表曲“Woman”を提供。フーバスタンクやテイキング・バック・サンデーらがラウドな曲を披露するなか、セクシー・ファルセット炸裂のブルーアイド・ソウルなナンバーがひときわ輝いているわよ!
MAROON5 『1.22.03 Acoustic』 BMG JAPAN(2004)
初来日を記念してのミニ・アルバム。既発曲のアコースティック・ライヴ音源が大半を締めるが、スタジオ録音されたビートルズ“If I Fell”や、ハンブルグ公演で演奏されたAC/DC“Highway To Hell”(意外にイケる!)のカヴァーも収録。
KANYE WEST 『Late Registration』 Roc-A-Fella/Def Jam(2005)
本作収録の“Heard 'Em Say”で、アダムがキラッキラなフックを用意。ここでのコラボを通じてマルーン5を認めた人も実は多い!? なお、新作に収録されている“Nothing Lasts Forever”は、このフックを元に作った一曲なんだとか。DJ諸氏は要チェックでしょう!
ALICIA KEYS 『Unplugged』 J(2005)
〈Unplugged〉恒例のサプライズ・ゲストとしてアダムが登場。共にフェイヴァリット・ソングに挙げるローリング・ストーンズ“Wild Horses”を、ピアノとアコギ(+謙虚なドラム)のみのシンプルなアレンジでしっとりとデュエットしています。反則スレスレのハマリっぷり!