インタビュー

10年分のプロデュース/参加作品を厳選して紹介するよ! その2

DESTINY'S CHILD 『Destiny's Child』 Columbia(1998)
いち早くデスチャの才能に目を付けたクリフは、みずからもマイクを握った“No, No, No Part 2”で彼女らに初のヒットをプレゼント。同曲を含む2曲のプロデュースを進んで買って出たそうよ!
(山西)

HOW STELLA GOT HER GROOVE BACK 『Soundtrack』 Flytetyme/MCA(1998)
クリフがスティーヴィー・ワンダー本人と共にリメイクした“Masta Blasta '98”収録。スティーヴィーを触媒にクリフのボブ・マーリー愛が滲んでくる、アーシーな好演だ。
(出嶌)

BLACK EYED PEAS 『Bridging The Gap』 Interscope(2000)
ファーギー加入後はフージーズ道を邁進しているBEPが、それに先駆けて“Rap Song”の制作&ゲスト参加を依頼。(当時の)彼ららしい、アコギを活かしたオーガニックな一曲に仕上がっている!
(山西)

JIMMY COZIER 『Jimmy Cozier』 J(2001)
ジャマイカ人の母を持つR&Bシンガーの初作で、エグゼクティヴ・プロデューサーを担当。ピアノの音色を効かせた哀愁のイントロがクリフらしい“Heartfelt Letter”など、直接手掛けた3曲はどれも絶品だ。
(山西)

PRAS MICHEL 『Win Lose Or Draw』 Geffen(2005)
フージーズ仲間である彼とはいまも仲良しなようで、初ソロ作に続いてこの2作目でも4曲をプロデュース。特に両者の掛け合いもキマリすぎなルーツ・レゲエ調の“Angels Sing”が素晴らしい。
(山西)

LIONEL RICHIE 『Coming Home』 Island(2006)
人種を問わない歌心という点で相通じるクリフとリチ男。ゆえに、そんな両者の共演となる本作収録の“I Apologize”がなぜか哀愁ラテン風味なのも不思議じゃない。ギターの枯れた味わいも流石だ。
(出嶌)

LUMIDEE 『Unexpected』 TVT(2007)
NYはスパニッシュ・ハーレム出身のシンガーによる2作目。ここに収録されている“The Whistle Song”にラップ&プロデュースで参加し、タイトルどおりサビに口笛を用いた耳タコな一曲に仕上げてやがります。
(山西)

ELEPHANT MAN 『Let's Get Physical』 Bad Boy/VP(2007)
過去にも何度か絡んできた両者は、ディディを交えた本作からの先行カット“Five-O”でも強力なコンビネーションを披露。強いキックで攻撃的に攻めるビートとクリフの歪んだギターが熱い!
(山西)

CARTEL 『Cartel』 Epic/ソニー(2007)
間もなく日本盤もリリースされるエモ・バンドのメジャー移籍作。ちょっぴり意外な組み合わせだが、“Wasted”のリミックスを担当し、ホーンの響きも軽快なスカ仕立てに調理。クリフの雄叫びにテンションも上がる!
(山西)

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2008年01月17日 18:00

ソース: 『bounce』 294号(2007/12/25)

文/出嶌 孝次、山西 絵美